約 3,583,924 件
https://w.atwiki.jp/gx9900fz/pages/66.html
コンセプト 以下の特徴を使って遊ぼう!! 特殊攻撃 拘束 特殊攻撃 知覚されにくい フリーセッション パンク シュールな依頼が君たちエトランゼを待っている! テンプレート ロボットテンプレート サイズ(3)7m 体力35 ペイロード10Lv 機械の特徴(P253参照) ローカルール (ここで設定したルールはキャンペーンが発行されるまでの一時しのぎです。 発行されたらそちらに準拠します) 特殊攻撃について 銃器と同様に処理します 「白兵攻撃」ならではの戦術(全力or移動攻撃、受け) が使えなくなるけどいいのかな? by こんの 集中時間短縮と白兵攻撃で対処してください byあっきい 白兵戦武器も全部特殊能力で表現? それだと体力が荷重専用になってちと悲しいような。 「爪」や普通の武器(重量や必要体力は調整の必要あり) で殴ったほうがよくないかな。威力の調節は「腕のみの体力」で。 突きのみ、振りのみといった限定も作っておけばイメージどおりの攻撃にしやすいかな。 byやぎゅー すいませんが、 第一目標が特殊攻撃を使って遊ぶことだったので 体力による攻撃はあくまで補助的な位置づけで考えています。 (攻撃以外の面で有効に利用できるか検討中です) byあっきい 剥離装甲について ヒーローポイント 1CPを使うことによって下の段階を右に一段ずつ上げられます。(2CP使用も可) 失敗→成功→クリティカル 特殊攻撃の規格 バランスは状況に会わせて変更します。 特にキャンペーンが発行されてると大幅に変更されると思われます。 通常攻撃方法3つ 手持ち兵器 手軽に換装が可能なハンドウェポン 換装兵器 専用の機械があれば換装可能 内臓兵器 換装はかなり難しい タイプは 焼き・たたき・貫通(通常)以外は増強として扱う 侵食 100% 切り 40% 疲労 100% 刺し 60% 小型貫通 -40% 大型貫通 20% 巨大貫通 60% 毒 -20% 端数レベル +1につき30% 追加増強 荷重として扱う 荷重はサイズX5XLv -10%/Lv 修正する特徴のLvにはよらない。 (仮)HP消費:3HP/-10% 疲労点(FP)消費より算出。 お得すぎる気がするので全HPに対する割合で設定したほうがいいかも。 意見求む。 (仮)相手の能動防御に+/-修正(「-5%/+20%」/Lv) 特殊攻撃選択肢 ダメージ量上限 上限修正 サブウェポン 4D 20% 補助攻撃 特殊攻撃 4D 100% ザコ用、またはからめ手 メインウェポン8D 0% メイン攻撃用 必殺技 16D -50% 必殺技、とっておき 防護点16~20 追加ダメージについて 追加される本来の攻撃が制限を受けます。 本来の攻撃+追加ダメージを基にして特殊攻撃選択肢の上限修正に従ってください テンプレートに最低限の防護点組み込み、 追加分に対しては重量加算等の負荷要素をつけてみては? by こんの 基本反応速度や移動力減少も条件につけると良いかもしれない---あっきい HP40程度 想定される敵
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/28.html
※図鑑本文の改行をそのまま採用。 レストグランシュ ライグ=ゲイオス エルガイム ディザード オージェ アシュラテンプル カルバリーテンプル バッシュ アトール グルーン アローン グライア テキサスマック 暗黒大将軍 グレイドン エヴァ零号機 エヴァ初号機 エヴァ弐号機 シャイニングガンダム マスターガンダム クーロンガンダム デビルガンダム レストグランシュ オリジナル 全長17.7m 重量25.8t レストレイルに代わる、ゲストの人型汎用兵器。 耐久力が低いという弱点をカバーし、 さらに汎用性にとんだ機体に仕上がっている。 ライグ=ゲイオス オリジナル 全長22.9m 重量41.5t ゲイオス=グルードのパワーアップバージョン。 主に士官クラスが搭乗。 エルガイム 重戦機エルガイム 全長20.7m 重量30.6t カスタムメイドのA級ヘビーメタル。 ダバが主に乗る。 コクピット分離のスパイラル・フローシステムなど、 ヤーマン族の技術が随所にいかされている。 母体はヤーマン族のヘビーメタル、ガイラム。 ディザード 重戦機エルガイム 全長20.2m 重量19.3t エルガイムを元に、量産化したB級ヘビーメタル。 B級にしては性能がよい。 オージェ 重戦機エルガイム 全長20.0m 重量23.1t A級ヘビーメタル。 本来はポセイダルの愛機であったが、ネイが譲り受けた。 性能的にはもっと高いはずだが、すべて使いきれてはいないようだ。 アシュラテンプル 重戦機エルガイム 全長24.0m 重量39.7t A級ヘビーメタル。 もともとは試作品であり、エネルギー制御に不安があるが、 基本性能は高い。 カルバリーテンプル 重戦機エルガイム 全長――.―m 重量――.―t A級ヘビーメタル。アシュラテンプルの発展型か? 格闘戦を重視した作りになっている。 バッシュ 重戦機エルガイム 全長20.5m 重量20.0t A級ヘビーメタル。 オリジナルは一体だけで、後はすべてコピーだが、 オリジナルはすでに失われている。 装甲は多少犠牲になっているが、運動性が高い。 アトール 重戦機エルガイム 全長27.5m 重量22.6t A級ヘビーメタル。 機本設計は、A級ヘビーメタルの中で、最も古いらしい。 ビームムチ、フロッガーを装備している。 グルーン 重戦機エルガイム 全長26.0m 重量20.7t A級ヘビーメタル。白兵能力が高い。 アローン 重戦機エルガイム 全長15.7m 重量21.1t B級ヘビーメタル。大量生産が可能。 グライア 重戦機エルガイム 全長17.0m 重量25.7t B級ヘビーメタル。 アローンとどっこいの性能。 テキサスマック ゲッターロボ 全長――.―m 重量――.―t アメリカが開発したスーパーロボット。 なんか、誤解を世界に広めているような気がしないでもない。 これでは日本のスーパーロボットは、ちょんまげを 結わなきゃいけない事になってしまわないか? ○ッドバロンやGガンダムのノリである。 暗黒大将軍 グレートマジンガー 全長35.0m 重量480.0t キャラクター事典参照。 グレイドン 超電磁ロボ コン・バトラーV 全長――.―m 重量――.―t ガルーダの乗る飛行要塞。 よく見ると、目はすべて同じ方向を向いており、 なおかつ左右非対称である! エヴァ零号機 新世紀エヴァンゲリオン 全長40.0m 重量700.0t 最初に建造された『テストタイプ』のエヴァンゲリオン。 しかし、起動実験に失敗し、暴走してしまった為、 特殊ベークライトにより凍結させられていた。 旧海軍の練習機の慣習にのっとっているのか、 最初のカラーリングはオレンジかかった黄色である。 第11話の再起動時からはブルーに変更された。 ファーストチルドレン綾波レイが搭乗する。 ちなみに彼女がEVAとシンクロするには7ヶ月かかったらしい。 エヴァ初号機 新世紀エヴァンゲリオン 全長40.0m 重量700.0t 備考:通常状態 使徒に対抗すべく、特務機関ネルフが国家的予算と 14年の歳月をかけて開発された『汎用人型決戦兵器』。 EVAは世界各地で開発されているが実戦に投入されたのは この初号機が最初である。 EVAシリーズ(零号機、初号機、弐号機)は 有線式の電力供給によって動力が作動し、 そのコンセントは3極電源である。 内蔵武器は左肩のプログレッシブ・ナイフ。 高振動粒子の刃が接触する物質を分子レベルで分離、 切断し、振動が始まると刃のふちが発光する。 サードチルドレン碇シンジが搭乗することになる。 なお、全長と重量だが、正式なスペックは40~200m、 700~96000tと変化するらしい。 道理でビルより大きかったり小さかったりするわけだ・・・・って ホントか? エヴァ弐号機 新世紀エヴァンゲリオン 全長40.0m 重量700.0t 実戦用に造られた世界初の制式タイプのEVA。 設計と部品の製造は日本で、 組み立てと起動実験はドイツで行われた。 4つの補助光学センサーを備えた頭部と 真紅の塗装が特徴である。 内蔵武器は左肩部のプログレッシブ・ナイフ。 ちなみにこのナイフの正式名称は EVA-02装備PK-02TYPE。 初号機のものとの相違点は刃がカッターナイフ状に改良され、 劣化時にすぐさま交換できるようになっている点である。 また刃の向きが通常のカッターナイフとは 逆になっている点にも注目したい。 セカンドチルドレン惣流=アスカ=ラングレーが搭乗する。 アスカいわく『本物のエヴァンゲリオン』 シャイニングガンダム 機動武闘伝Gガンダム 全長16.2m 重量6.8t ネオジャパン政府によりガンダムファイトを前提とし、 ミカムラ博士によって開発されたモビルファイター。 モビルファイターとはガンダムファイトのレギュレーション(規約)に 従って作られている機体のことで、モビルスーツとの最大の違いは コックピットがモビルトレースシステムと呼ばれるものに 変更されている点である。 これはパイロットの動きを直接機体に伝達する 『画期的』なシステムで、この為、 モビルファイターのパイロット自身も優れた格闘家 (またはそれに準ずる能力)でなければその力を発揮できない。 シャイニングガンダムは人間の潜在パワーを発揮できる 未知数のポテンシャルを秘めており、『ノーマル』『バトル』 そして『スーパー』の3形態のモードを持つ。 必殺技のシャイニングフィンガーは液体金属を使用してもので 使用中は放熱のため、関節部が発光する。 ドモンは『黄金の指』というが何故か緑色に発光している。 マスターガンダム 機動武闘伝Gガンダム 全長16.7m 重量7.2t デビルガンダム四天王のリーダー格。 非戦闘時にはウィングをマントのようなプロテクターシールド にしている。 腕は伸びたり、ビームワイヤーで飛ばしたりできる。 またシャイニングフィンガーに匹敵する『ダークネスフィンガー』や マスターの得意技の1つであるビームの布攻撃をもつ。 このビーム布はビームサーベルで切断可能である。 ちなみにGガンダムの監督が一番気にいっているMFが このマスターガンダムであるらしい。 クーロンガンダム 機動武闘伝Gガンダム 全長16.7m 重量7.2t 第12回ガンダムファイト優勝機。 マスターアジアのために製作された機体で、 布による戦いも精密にトレースすることができる。 なお、クーロンガンダムの外装がとれると、その下から マスターガンダムが現れるがその仕組みは不明。 そういえばマスターはファイティングスーツを着用せずに操縦していた。 さすが『師匠』というべきか。 デビルガンダム 機動武闘伝Gガンダム 全長――.―m 重量――.―t ドモンの父、カッシュ博士と兄キョウジが作り上げたガンダムで、 環境の破壊された地球をなんとか再生しようと開発された。 自己増殖自己進化自己再生の 三大テクノロジーを持ち、本来はアルティメットガンダムとして 地球再生の救世主となるはずだったが、 その目的を地球にとってもっとも不要な存在である 人類抹殺として起動した時、『デビルガンダム』となってしまった。 この第一形態はギアナ高地に出現し、 明鏡止水を会得したドモンのシャイニングガンダムに倒される。 オプション情報大事典に戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48601.html
登録日:2021/07/10 Sat 02 53 31 更新日:2024/09/13 Fri 17 28 36NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 RRKK シンジケート バドー バドーマーク レンタル ロボット ロボット刑事 富川澈夫 川久保潔 悪の組織 本編より先に立った項目 死の商人 殺人セールスマン 犯罪組織 鉄のドクロ 霧島ジョージ バドーとは、特撮ドラマ『ロボット刑事』に登場する悪の組織。 ▽目次 【概要】 【構成員】◆バドー首領TV版(バドー首領) 萬画版(バドー首領) ◆バドーロボットTV版(バドーロボット) 萬画版(バドーロボット) ◆バドー工作員TV版(バドー工作員) 【概要】 犯罪者に様々な特殊能力を持ったロボットをレンタルし、その犯罪で得た利益の半分を受け取る事で利益を得る事を目的に活動する犯罪組織。 作中では単に「バドー」と呼ばれる事が多いが、契約書に「バドー犯罪シンジケート」と書かれているのでこれが正式な組織名の模様。 作中では「バドー犯罪組織」、次回予告のナレーションでは「バドーの殺人レンタル組織」と呼ばれる事もある。 日本だけではなく、外国の組織とも繋がりを持つ国際的な組織である。 バドーが他の特撮ヒーロー番組におけるいわゆる「悪の組織」と大きく違う点として、その活動目的が「ビジネス」によって「利益」を得るためという事があげられる。 世界征服等の題目を掲げて破壊やテロ活動を行うのではなく、あくまでも目的は金儲けなのである。 依頼人となる犯罪者とはきちんと契約書を作って契約し、派遣されたロボットが犯罪を「仕事」として遂行するのだ。 そのため、従来の怪人枠であるロボットが「人間の依頼人に契約書を盾に無理を迫られて困り果てる」といった珍しい場面も登場した事がある。 バドーへの報酬としては、バドーが関わった犯罪で依頼人が得た利益の半分を支払わなければならない。 ここでまたバドーが他の番組の悪の組織と違うのは、きちんと契約通りに報酬を支払う依頼人には非常に紳士的という事がある。 例えば、他の番組では組織に関わった人間は用済みや口封じとしてあっさり殺されてしまう事があるが、 バドーはビジネスが目的であるため信頼できる依頼人には手を出したりはしない。 それどころか、依頼人が警察に捕まった時には無償で助けに来たり、逮捕されたために無一文になった依頼人に自分達の取り分から活動資金をプレゼントするなど、 悪ではあるが信頼できる関係を作ろうとしている。 反面、契約を裏切り、金を持ち逃げしようとしたりする者には一切容赦しない。 犯罪で得た利益を全て没収した上、どこまでも追跡して抹殺する。 たとえ、警察に保護を求めて留置場の中に入ったとしても絶対に逃れる事はできない。 バドーと接触する方法はバドーからの売り込みを受ける場合と、「バドーマーク」と呼ばれるドクロ型のマークを使用する方法がある。 このバドーマークをどこでもいいので描くと、マークが光って殺人セールスマンを呼び寄せる事ができる。 但し、バドーと契約をする意思が無い者が描いた場合は、子供のいたずらであっても秘密を守るために抹殺される。 実は、このビジネスの真の目的はバドーが直接世界征服を行うための資金集めだった事が明かされ視聴者はみんなそうだろうと思ってたが、 ストーリー終盤では警視庁特別科学捜査室に挑戦状を送り付け、直接対決に乗り出した。 犯罪行為に介入して利益を得るという事で、現実に存在する裏業者などに通じるものがあり、中々にリアルな組織である。 なお余談であるが、石ノ森章太郎御大による萬画版においては「ロボットレンタル株式会社(RRKK)バドー」と呼称されており、バドーではなくRRKKと呼ばれる方が多い。 【構成員】 ◆バドー首領 TV版(バドー首領) ロボット刑事K…!いつか必ず、母マザーと共に消す……! 出典:(1)ロボット刑事/東映/第25話「兇悪ガトリングマンのバドービールス作戦!!」/1973年9月20日放送 出典:(1)ロボット刑事/東映/第26話「バドー火星に死す!!」/1973年9月27日放送 声:川久保潔 演:富川澈夫 バドーを支配する謎の人物で、普段は赤と青の渦巻きの光という姿で登場する。 バドーにはいわゆる大幹部が存在しないためか、依頼人との交渉の場にも頻繁に顔を出してロボットに指示を行う。 その正体は、Kを開発した霧島サオリ博士の弟である霧島ジョージ。 以前は優しい性格の人物だったが、世界有数の科学者であった父の霧島博士が悪人に殺された事をきっかけに精神に異常をきたし、 人間への憎悪と復讐のみに生きるようになってしまい、霧島博士の残した発明を悪用してバドーを造り上げた。 最後は地球を捨てて火星に向かったが、Kに敗れたハグルマンに道連れにされて死亡。 姉のサオリ博士は、最後まで元の優しい人間に戻る事を願っていたが、かなう事はなかった。 なお、Kとは最後まで直接相対する事はなかった。 萬画版(バドー首領) 石ノ森萬画版では「霧島竜治」という名前になっている。 霧島博士とその妻は元々旧日本軍御用達のロボット学者であったが、戦闘用ロボットを作ることに耐え兼ねたため軍部に殺された。 そのことを悲しんだマザー(原作ではサオリだが、本作では玲子という名前)は恨み言の様に幼い頃からそのことをねちねちと竜治に伝えていた。 幼い頃に玲子は竜治のイタズラが元で顔の右半分が焼けただれていたが、弟を気遣い「これは軍部に拷問されたから」とうそをついたため、 そのことを信じ込んだ竜治は玲子の洗脳教育で積み重ねられていた人間社会への憎悪が遂に決壊してしまい、悪の道へと走った。 つまりはRRKKが出来たのはマザー=玲子が余計な事をしたせいである。 竜治がRRKKの首謀者であることを知った玲子はどうしても電子頭脳が作れなかったため、母親の脳を元にクローン脳髄を作りそれを仕込んだKを建造。 自らが憎悪と怨恨を東京中にばら撒いた罪滅ぼしの為にKにRRKKを討つように命じた。 片腕のジャッカルを失い、いよいよKや警視庁、姉との最終決戦を決め込んだ竜治は、自らバトルスーツに乗り込み彼らを迎え撃つが…。 ◆バドーロボット バドーと契約を交わした犯罪者にレンタルされるロボット。 TV版(バドーロボット) 名前は「◯◯マン」で統一され、様々な特殊能力を使って依頼人に代わって犯罪を行う。ボディは鋼鉄製で銃弾も通用しない。 作中では単に「バドーのロボット」、もしくは「バドーロボット」と呼ばれるほか、エンディングでは「ロボットマン」、ナレーションで「悪ロボット」と呼ばれた事もある。 人間では実行不可能な完全犯罪を行おうとするが、あくまでも「犯罪用ロボット」であるためか戦闘力はそれほど高くない。 装備されている武器も基本的には対人間用なのかKには通用しない事もあり、戦闘になるとKに遅れを取る場合が多い(スパイや暗殺が任務のロボットにその傾向が強い)。 しかし、序盤にもK単独では全く太刀打ちできないほどの強さを持つコワシマンなど強力なロボットも存在しており、特に中盤以降は強力な武器を装備したものが現れている。 覆面などの簡単な変装、もしくは全く変装しないで堂々と街をうろつくという妙に大胆な行動に出る者もいる。 元々の技術が同じ霧島博士の残した発明だとすると、Kとは兄弟機のような関係と言える。 特撮ものの「怪人」にしては珍しく、生物モチーフのロボットがカメレオマンの一体しかいない。 ワッカマン テナガマン ジリキマン カメレオマン ナナツマン コワシマン ヒコーマン カミナリマン コシカケマン ハリサスマン ロッカーマン スプリングマン ドクガスマン ガンリキマン ノコギリマン タイホウマン モグルマン レイトーマン ギョライマン カラテマン デンネツマン ミサイルマン センスイマン バクライマン ガトリングマン ハグルマン 萬画版(バドーロボット) 以下は石ノ森萬画版に登場するバドーロボット。 名称は特に作中で語られていないので、便宜的に仮名で呼ぶ事とする。 TV版のどこかコミカルとも取れるバドーロボットの類は一切登場せず、マジのガチで相手を殺しにかかるようなロボットばかり登場するが、 その分いまいち記憶に残りづらいという点は否めない。 犬型ロボット 大型犬に擬態した暗殺ロボット。一撃で常人ならば噛み殺せる顎を持ち、口の中には2連装マシンガンを装備。 Kのレーザーで頭部を射抜かれ、自爆した。 後述のジャッカルのプロトタイプもしくは安価な量産型かもしれない。 ギャング型ロボット 黒服に身を包みサングラスとマスクを着用した暗殺者ロボット。武器はレイガン。 Kと装甲する列車(上下2線)越しに撃ち合い、Kの左ひじを射抜くも、口を撃ち抜かれて相打ちとなる。直後に自爆。 マシンガンロボット 両手にマシンガンを仕込んだ鉄仮面のようなロボット。建設現場に逃げ込んだ殺人犯を追いかけるKを狙い撃ちにする。 ライフル弾程度なら弾き返すKが全弾避けるあたり、かなりの威力がうかがえる(実際、コンクリートを破壊している)。 Kがワイヤーを射抜いたことで落ちてきた鉄骨の下敷きになって爆散した。 別機体が金三角編でも登場。ポセイドン号沈没事件の捜査に訪れた柴達を銃撃した。 偽佐々木敬吾 会社を潰され一家心中に追い込まれた(但し自分だけは生き残ってしまい、そのショックで精神に異常をきたした)元実業家・佐々木敬吾に擬態した暗殺ロボット。 全身をバラバラのパーツに分解して細い隙間から入り込むことが可能で、佐々木そっくりの人造皮膚を被って擬態していた。 内部に催眠ガスを仕込み、通風孔からガスを流し込んで相手を昏倒させてから虐殺を行う。 標的となった豪商・大里家の屋敷に入り込んだが、Kにより正体を暴かれ、のっぺらぼう型に始末される。 のっぺらぼう型ロボット レイガンで偽佐々木を始末した。大里家の屋根でKと交戦し敗北、爆散する。 偽大里参三 大里家の当主・参三に擬態した第2の偽者。右腕が針を仕込んだロケットパンチになっている。 参三の娘・参子を襲う(この時しっかりと参子に「父親の顔で」首を締めている)事により、連続殺人の犯人として参三に罪を着せた。 そして息を吹き返した参子を、警察のスキを突いて完全に始末。役目を終えた直後に逃走、自爆した。 実は偽佐々木も偽大里も本物の佐々木がRRKKから購入したものであり、参三は娘に殺人犯呼ばわりされた挙句に誤解が解けぬまま死別したショックで発狂、 結果的に佐々木(本物)の大里家への復讐は完全に成功してしまうという結果になってしまった。 (逮捕された佐々木はすぐさまRRKKに関してベラベラ全部話してしまったが、その後RRKKの刺客が贈られたかどうかは不明) 潜水ロボット ダイバーのような外見をした身長3~4mほどの大型ロボット。 頭部にマシンガン、胸に魚雷を装填し、ポセイドン号を始めとする漁船を次々に沈めていた。 小型の潜水ロボット RRKKアジト近辺を護衛する、上記潜水ロボットの小型版。射出式の銛や胸のスクリューなど、水中戦に特化した武装を有する。 量産されており、Kと海中戦を展開する。 ドリルロボット 金三角編でマシンガンロボットが遠隔操作していた小型の機械。ジェットモグラタンクのような形状をしており、砂の中を高速で移動して破壊工作を行う。 無人戦闘機 RRKKのアジト近辺を飛ぶジェット戦闘機(ドローン)。機銃を装備している。 作中では三機登場し、一機はKのジョーカーに敗れ撃墜したものの、増援の二機によりジョーカーは滅多撃ちにされて破壊された。(K及び強は無事脱出) ジャッカル RRKKの幹部であり、人間と意思疎通可能なロボット。本作のKは脳ミソだけは生体部品なので、こいつはKより更に高性能である 人型の身体にジャッカル型の頭部という、コボルドや狼男の様な半人半獣の外見をしており、注意深く抜け目がない性格。自在に壁や天井を上ることができる。 政界の大物・結城の命を受け、野党議員の暗殺や恐喝を行っていたが、雇い主である結城邸の庭でKと交戦し斬首され破壊された。 その後、首はKに奪われ、結城邸に忍び込むためにKに仮面のように被られた。 結城の正体は霧島であり、ジャッカルとの台詞をよく読めば「金で雇われている」のではなく、「最初から主従関係がある」ことがわかる。 鮫型ロボット 最終決戦の場となった神野孫島近海に竜治が大量に潜ませておいた水中用ロボット。 口から魚雷を発射するが、「ロボットらしく生きて、自らの正義を貫く」覚悟を決め、封印されていたブローアップの力を解放したKにより全滅。 ロボットカー マシンガンを装備した無人エアカー。 「神野孫島に余計な人間が入って来たら撃て」という命令を仕込んでいたばっかりに、竜治の娘を誤射してしまう。 バトルスーツ 本作最強最後のロボット。竜治自ら乗り込む人型巨大ロボット。 しかし自らの手で娘を殺め、錯乱してしまったため、作中ではほぼ何もできずにマザーと相打ちになってしまった。 ◆バドー工作員 バドーのその他の工作員。 TV版(バドー工作員) いわゆる戦闘員であり、黒い服を着用し帽子とサングラス、白いスカーフで顔を隠した姿で暗躍する。 人間を改造したサイボーグであり、覆面の下の顔が黒いのが特徴。アルファベットと数字を組み合わせた番号で呼ばれる。 主な任務は集金や契約の取り付けだが、諜報部員なども存在している。 秘密保持のために体内に自爆装置が内蔵されており、捕まりそうになった場合は自爆して消滅する。 サイボーグなだけあって人間よりは強い力を持つが、さすがにKには敵わず、また新條のように日頃から鍛えている人間であれば対処はできる。 戦闘時にはロボット破壊銃などの銃を使う事も多い。 中盤までは出番はあまり多くないが、終盤はロボットの専属サポート要員としてコンビで作戦を行うようになり、出番が増えた。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] そういうことに協力を惜しまないのが我々バドーロボットだ -- 名無しさん (2021-07-10 08 29 39) 終盤でロボットレンタルやめて直接犯罪路線になってもビルを無差別爆破してどうするのかと思ったら損害保険の過払いで破産したくなかったら身代金を払え!と保険会社を脅迫したりちょっとひねった悪事が多かったな -- 名無しさん (2021-07-10 20 36 57) 取引相手とは恐ろしいまでに誠実なのにそれを裏切る相手が多いのが不幸だったよな。タイムレンジャーのロンダーズファミリーと絡んだら素晴らしいビジネス関係になりそう。 -- 名無しさん (2021-07-11 08 35 30) おそらくは電子頭脳である特撮版のKがおやじさんたち人間の仲間となる最終回を迎え、培養された人造脳である萬画版Kが人間の悪と戦うために機械らしく生きることを選ぶ最終回になるという…… -- 名無しさん (2024-06-18 20 11 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/2567.html
【名前】光り輝くロボット 【属性】光り輝く人型ロボ 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】鋼鉄製の成人男性並 【防御力】鋼鉄製の成人男性並 【素早さ】鍛えた成人男性並 【特殊能力】 全身が常に光り輝き、100万ルクスの白色光を全方位に発している 音、匂い、地面や大気の振動、赤外線センサーにより半径1km内の物や生物、地形などを把握している そのため自身の発する光による悪影響は受けない 【長所】光 【短所】その他 ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 623 格無しさん sage 2007/09/06(木) 00 51 23 光り輝くロボット考察 光は相手が常時失明程度に考える。 鋼鉄ようかんマンから上がる。 ×*2毒島たつひこ~毒島タマ カウンター負け。 ○*10マシンガンを持った軍人~湊川原人 一方的に攻撃して勝ち。 △ネメアのライオン 倒せないが攻撃はくらわない。 ○レオナール=レオンハルト 頭を殴って勝ち。 △光のモヤみたいなもの 倒せないが攻撃はくらわない。 ○スミス 一方的に攻撃して勝ち。 ○*3池谷田吾作~安田高男 殺し続けて勝ち。 ○*12ガラパゴス超オオガメ~どこかでみた道具、二 一方的に攻撃して勝ち。 ○少年ガンガン 相手が見当違いの方向を攻撃し続けている隙に攻撃して勝ち。 ○*8ミラージュ・フォン・ブラウン~ザ・橋本 一方的に攻撃して勝ち。 ○凄いライフルを持った男と長い糸 位置は割れてるがライフルなら効かない。 ○ヨグ=ソトース 一方的に攻撃して勝ち。 ×レボルス1号 位置が割れてるので負け。 ○*3落とし穴と7人のマッチョマン~ジャネリア 一方的に攻撃して勝ち。 ×ID nEXJcXHn0 感電死。 ○マリア 一方的に攻撃して勝ち。 ×*2レボルス5号~レボルス2号 位置が割れてるので負け。 ○アレックス トラップは通用しない。チップを奪って勝ち。 ○安倍晴哉 防御紙なので余裕。 △ジャソケソマソ 引き分け。 △少し速く動く落とし穴 埋めるのは難しいか? ○ホセ 一方的に攻撃して勝ち。 △桐生一馬 倒せないが攻撃はくらわない。 ×マジョスティック12 ボインチョップで止められ予知や透視で索敵され冷気で負け。 ×あーむすとろんぐ☆ 相手の行動は不変なので普通に当たって負ける。 ○音速マン 一方的に攻撃して勝ち。 以降は倒せないので連敗を取り戻すことはないだろう。 あーむすとろんぐ☆=マジョスティック12>桐生一馬=光り輝くロボット>ホセ 624 格無しさん sage 2007/09/06(木) 16 15 03 623 考察乙。 位置は変わらんけどロボに毒は効かんだろうから毒島には勝てるな。 627 格無しさん sage 2007/09/06(木) 23 13 12 624 あらゆる系かと勘違いしてた。 同作品の別キャラだったな。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4401.html
スーパーロボット大戦UX 【すーぱーろぼっとたいせんゆーえっくす】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 エーアイ 発売日 2013年3月14日 定価 通常版/DL版 7,140円本体同梱版 26,040円(全て税込) レーティング CERO B(12歳以上対象) 判定 良作 ポイント SDガンダムや事実上のボカロ初参戦豊富かつ意外な隠しキャラ ユニット周回プレイというゲームシステムを昇華した完成度の高いシナリオ スーパーロボット大戦シリーズリンク 概要 参戦作品一覧 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 ニンテンドー3DS初のスーパーロボット大戦。キャッチコピーは「全ての可能性が、ここに集う。」 スパロボでは『聖戦士ダンバイン』との初共演となった『リーンの翼』、原作漫画版名義での参戦となった『鉄のラインバレル』、多くのファンから参戦が望まれつつも原作が18禁ゲームゆえに難しいとされてきた(そしてファンからは評判の悪いアニメ版名義での参戦となった)『機神咆吼デモンベイン』(*1)、音声合成ソフト「初音ミク」と「電脳戦機バーチャロンシリーズ」のコラボレーションから生まれたイラストで、見た目が初音ミクそのものな「フェイ・イェンHD」、リアルガンダム(しかもよりにもよって『00』)との共演となった『SDガンダム三国伝』、どちらかというとヒーローものな『HEROMAN』など、前代未聞ともいえる参戦作品のラインナップで話題を呼ぶ一方、コラボレーションの面でまとめきれるのかを不安視する声も散見された。 肝心の内容面では、前作『L』よりさらに濃密になったクロスオーバーが良好である、システムも改善を見せており、高評価を獲得した。 参戦作品一覧 + ... ★マークは新規参戦、☆マークは声つき作品初参戦。 聖戦士ダンバイン ★リーンの翼 ☆蒼穹のファフナー ★蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH ★『電脳戦機バーチャロン』シリーズ フェイ・イェンHD 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ★劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- ★SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors 忍者戦士飛影 ★HEROMAN 獣装機攻ダンクーガ ノヴァ ★機神咆吼デモンベイン ☆鉄のラインバレル(原作漫画版)※ 劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~ 劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~ ★マジンカイザーSKL バンプレストオリジナル ※鉄のラインバレルは、原作漫画版としては新規参戦。 劇場版マクロスFは『第2次Z』に続いての参戦だが、『第2次Z』では機体のみの参戦であったため、シナリオの再現は今作が初。 また『聖戦士ダンバイン』は『スクランブルコマンダー2nd』以来6年振り、『忍者戦士飛影』は『IMPACT』以来11年振りの参戦となった。 特徴 システム パートナーバトルシステムは『L』からさらにブラッシュアップされ、戦略の幅がより広がっている。 『第2次OG』に続き連続行動(*2)が追加。本作ではシングルユニットのみ効果が得られるようになっており、パートナーユニットとの棲み分けがなされている。 機体ボーナスが従来の5段階改造、10段階改造に加え、パイロットの撃墜数が100機以上、200機以上の合計4段階で強化されるようになっている。 なお第4段階になるのは「5段階改造+200機撃墜」または「10段階改造+100機撃墜」。そのため、「10段階改造+200機撃墜」を達成しても更にボーナスがつくことはない。 戦術指揮 『第2次Z』の同名のシステムと異なり、インターミッションで1人指定することで次のステージでは指定した一人に応じた能力ボーナスが得られる(*3)。また、ステージ開始時に指揮担当者が台詞を言ってくれる。 基本的には艦長(『マクロスF』のジェフリー、『00』のスメラギなど)や軍師(『三国伝』の孔明、『ファフナー』の総士など)、前線指揮官(『ラインバレル』の森次、『マクロスF』のオズマなど)が設定できるが、中盤でのとあるイベントの結果、『ダンバイン』のチャムや『リーンの翼』のエレボスはおろか、パイロットですらない『HEROMAN』のリナや『マクロスF』のランカやシェリルといった、本当に指揮が出来るのか疑わしい人物までもが設定できるようになってしまう。 一応追加される彼女達の名目は応援であり、ご丁寧にもこのイベント以降は項目が「戦術指揮」から「戦術指揮/応援」に変化する。 戦術指揮の効果はそれぞれだが、孔明が抜きんでて優秀(*4)なため初見では孔明で固定しがち。しかし何人かの隠しのフラグに「特定のステージで特定の人物に戦術指揮をさせる」というものがあるため、強いからといって孔明で固定しているとフラグを立て損ねてしまう。まさに孔明の罠。 特殊行動 一部の機体は移動や攻撃のほか、様々な効果を持つ行動を行える。使うのと使わないのでは難易度が大きく変わるものもある。簡単に言うと、攻撃を伴わないMAP兵器。 一定範囲の味方を強化・敵を弱体化するディスィーブのナーブクラックや敵の命中率・回避率を下げるメサイア(ルカ機)の複合センサー、一定範囲の敵を移動できなくするデモンベインのアトラック=ナチャなど、効果も使える機体も様々。 従来では状態異常に耐性を持つボスクラスであっても、それらを無効化する精神コマンド「直撃」をかけて撃ち込めば弱体化できたが、本作では仕様変更によりその手が使えなくなっている。 スキルパーツ スキルパーツ自体は従来からあるシステムだが、本作ではパイロットの基本能力もスキルパーツで上げることになる。 パイロットの能力を上げるスキルパーツは「ドクター・ウェスト愛用ギター」「ジャックの牛乳」など原作で登場したアイテムの名前がつけられている。なお、今回のステータス上限は999。 上位技能は通常プレイだと1データにつき1つしか入手できないが凶悪レベルのハイスペック。「連続ターゲット補正無効」や「ガード100%発動」(撃ち落としバージョンなどもあり)という効果を見ればその凶悪度も察しがつくと思われる。 周回開始時にスキルパーツの使用状況をリセットし、パーツを未使用状態に還元することができる(*5)。リセットせず使用状況を引き継ぐことも可能。 ダウンロードコンテンツ 初めてダウンロードコンテンツを採用。『J』以来となるツメスパロボ、おまけマップとなるキャンペーンマップが配信されている。 キャンペーンマップはツメスパ同様マップごとに設定されたユニットを使用し、中断セーブができない。それ以外は通常のシナリオマップと同じ。 クリアすることで資金とスキルパーツが入手できる。一度クリアしたものも何度でもプレイできるが、ボーナスは資金2000のみに変更される。なお周回時にクリア状況はリセットされる。 ダウンロード限定のパイロットや機体は存在しないので、無理に買う必要は無い。 ただし上記の上位技能パーツが入手できるマップもあるため、周回プレイで複数個入手することが可能になる。 また、ダウンロードコンテンツでしか聞けない特殊戦闘台詞も存在する(参戦時期の都合上戦えない敵との戦闘台詞は勿論、『三国伝』の劉備vs曹操・孫権など一部マップで味方部隊同士で戦う場合にも用意されている)。 精神コマンド 本作で追加された精神コマンド「理想」は、自分・PU・周囲4ユニットに「闘志」(一ターンの間攻撃が必ずクリティカルになる)がかかる。 「正義」が初代スパロボ以来の復活。一ターン中使用者の武器の消費弾数・EN・MPが無くなる効果になっている。反撃無双に向くがPUには効果が無いのとバリアなどの消費ENには対応しない点に注意する必要がある。 隠し要素の引継ぎ 今回は隠し要素の仕様も独特なものとなっている。生存フラグは周回を超えて引き継がれ、一度生存したら以降の周回では無条件に生存する。 フラグの一つ一つを引き継ぐため、例えば「特定ルートを通過」、「特定のボスを撃墜」、「周回内撃墜数を特定の数で達成」と言う条件の隠し人物は、1周目でルート通過、2周目でボスを撃墜、3周目で撃墜数100達成でも生存する。 ただし、撃墜数の判定が特定ルート内で行われる場合は、そのルートを通りつつ撃墜数を満たしてはじめてフラグ成立となる。 設定 本作の物語は『IMPACT』以来の3部構成(*6)。1部→2部では時間の経過はあまりないが、2部→3部では3ヶ月が経過する。これに合わせて3部では『ファフナー』がTV版→劇場版に変化する仕様となっている。 本来は2年経過しているのでやや違和感があるが、「原作では数年が経過しているが、ゲーム中では相応の時間が経過していない」という事例は、過去のスパロボでも少なからず有る。また、『ファフナー』の原作での設定を考えた場合、この時間短縮は非常に大きな救いに繋がるのではないかという見方もある。 本作のオリジナルキャラのデザインは、『L』・『第2次Z』に引き続きchiyoko氏が担当している。 評価点 シナリオ 本作のシナリオは、版権の人物同士のクロスオーバー会話はおろか、シナリオ面での絡みも非常に作り込まれており、さらには『W』などで好評を博した、設定レベルのクロスオーバーも随所に見られる。 新規参戦組の扱い 原作でシナリオの存在しない『フェイ・イェンHD』は、バーチャロン原作者の亙氏による全面監修がなされており、原作OVAが非常に短いためストーリーの薄い『マジンカイザーSKL』と、互いにクロスしつつオリジナル設定とも密接に関わり、設定が大きく補完され、本作のストーリーと世界観の根幹に食い込む程の大きな扱いを受けている。 『機神咆吼デモンベイン』は、シナリオやグラフィックがアニメ版に準じているが、尺の足りなかった部分や設定で削除された箇所をクロスオーバーや細かな会話などで大幅に補完。特に同じアメリカを舞台とした『HEROMAN』との絡みが多い。さらに、原作・外伝小説・続編ゲームの設定も小ネタとして登場し、原作者や原作ファンは歓喜・驚嘆した。 特に原作ではヒロインの一人だったにもかかわらず、アニメ版ではほとんどの設定を削ぎ落とされてサブへと降格したライカ(メタトロンの正体で、本名はライカ・クルセイド)については最大限のフォローがなされ、中盤の灯籠流しで彼女が呟いたとある台詞には多くのファンが溜飲を下げた(*7)。 『リーンの翼』は漫画版のテイストを織り交ぜつつ、『ダンバイン』そして『ラインバレル』とクロスオーバーすることで風呂敷を拡げていく。特に『ラインバレル』は『リーンの翼』に出てくる人物と関わりがあり、そこにはプレイヤーの世界とわずかながらリンクするであろう悲愴な過去がある。 そして『リーンの翼』における原作再現では『現実にあった戦争』が描写されることとなった。これはスーパーロボット大戦シリーズにおいて、史上初の試みであった。ゲームとはいえ、心に来たプレイヤーもいるはずである。OVA媒体だからこそ出来た描写をゲームで出来るのかどうか不安視されていたが、これもプレイヤーの想像を上回る再現ぶりを魅せてくれた。 既存参戦組の扱い 『聖戦士ダンバイン』は原作終了後参戦となっているが、「原作終了後だからこそ」という設定・シナリオとなっている。 舞台が共有されている『リーンの翼』とのクロスオーバーはもちろん、終盤では『鉄のラインバレル』との意外なクロスオーバーが用意されている。 原作があえなく打ち切りとなった『忍者戦士飛影』は、謎だった部分をオリジナルの解釈で暗に語っている。さすがに原作未登場の機体までは出れなかったが。 『IMPACT』で経験値泥棒と恐れられた飛影は出現条件が変更されたため、ある程度出現をコントロールできるようになった。とはいえ一度呼んでしまうと経験値を根こそぎ持って行かれることに変わりはないが。 敵役であるハザードは、他作品の悪役の役割を幾つか担っているため、原作の小悪党ぶりが面影もないレベルで悪の主役とさえ言えるほどの強烈な憎まれ役に変貌しており、序盤から最期まで活躍する。 『蒼穹のファフナー』シリーズは、劇場版第1作である『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』までを再現。DVE(*8)とユニット数、中断メッセージ及び隠し要素の数は群を抜いている。 後述のように『DESTINY』とのクロスオーバーはもちろん他の作品とも大なり小なりクロスオーバーがあり、シナリオの中核も担っているので必然的に出番が多い。 他作品の人物とかかわり合い、導かれることで自分という存在を確立していく様は原作者である冲方丁氏が掲げているテーマが発揮されているといえる。エンディングの〆も担当し、紡がれてきた可能性の物語を鮮やかに纏めてくれる。 『鉄のラインバレル』は発売当時は第20巻まで発売されており、原作漫画が完結していない(*9)ため発売前にはどこまで再現するか話題となっていたが、「既刊ギリギリまで再現した上にゲームオリジナルの結末を描く」という驚きの方法で物語を完結させる形となった(*10)。 このオリジナルシナリオでは、原作のとある人物が先行登場している。原作者がカットインイラスト等で全面協力しているため、設定面でも協力を受けたとユーザーの間では推測されている。 ガンダム関連 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、原作終了後の参戦という立場を生かし、シンが歴戦の戦士として『ファフナー』の登場人物と積極的にクロスオーバーする。また「モビルスーツはフェストゥム(『ファフナー』の敵)対策として作られた」などという発言がプロローグからさらりと飛び出す(*11)。 どちらの作品も平井久司氏がキャラデザインを担当している事もあって非常にマッチしており、その違和感の無さと相まってシンは「マーク・デスティニー(*12)のパイロット飛鳥真」とファンから呼ばれる事になり、さらにはメーカーによる公式ラジオ番組において、杉田智和氏もこの呼称を用いている。そしてインパルスガンダムからデスティニーガンダムへの乗り換えイベントは『ファフナー』とのクロスオーバーを全面に押し出した本作屈指の名場面となっている。名前は呼ばないものの専用援護台詞もある。 ルナマリアもようやくシンとの合体攻撃が実装されたほか、シナリオ上でも文字通り女房役としてシンをサポートし、『ファフナー』の女性パイロット陣の姉貴分として存在感を放っている。さらに時事ネタとして、坂本真綾氏がシン役の鈴村健一氏との結婚発表時に出したコメントが、知らなければわからないほど自然な形で台詞に組み込まれている。 今までは今一つ目立っていなかったアスランも、中盤で「スパロボ一かっこいいアスラン」と評されるほどに活躍する。代わりにキラは若干出番が少なめ(*13)だが、脇役としてしっかり存在感を示している。 映画版としては初の参戦となる『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』は「相互理解の困難により敵対する金属生命体」という共通点から、敵生命である「ELS」と『ファフナー』の敵生命である「フェストゥム」が緻密なクロスオーバーを見せてくれる。ファンの間では、刹那・F・セイエイを将陵僚(*14)の再来だとする声も大きい。 TVシリーズでは一貫して敵対する立場にあった人気キャラ「グラハム・エーカー」も今作では味方として中盤に参入し、フラグを立てれば最後まで生存させることも可能となっている(*15)。オリジナル主人公の上官という設定になっているため、序盤から目立つ。 ただし、同じく注目を浴びていた「デカルト・シャーマン」は、原作同様ELSに侵食されて死亡してしまう。戦闘アニメが無いため役者の問題(*16)という説が有力だが、理由は不明。 『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』は、今回が初参戦にもかかわらず、原作(アニメ版)終了後という異例の参戦形式となっている(*17)。しかし、オリキャラ並の自由度を持って各作品をつなぐ接着剤として機能し、それでいて違和感が全くない(*18)。彼らを中心としたシナリオも存在する他、終盤のシナリオでは軍師が大きく活躍する。 呂布を含めた主人公格4人は各々の代名詞とも言える「正義」「勇気」「理想」「魂」を精神コマンドとして習得している。呂布に至っては、HPを減らして追い込むと「魂ィィィィィィ!!」と叫び、本当に「魂」がかかる。敵として割と序盤から出てくるにもかかわらず毎度このイベントが起こるので、初見はまず唖然とすること請け合い。条件を満たして味方にできた時も特殊能力として再現されている。 オリジナル関連 主人公のアニエス・ベルジュ(通称アーニー)は「心優しく正義感の強い新兵」という王道でありつつ、真面目すぎる故か天然ボケ気質の異色なキャラで、好感度もネタ度も高い。 ただし第3部での振る舞いに関しては賛否両論(詳しくは後述)。 オリジナル主人公機・オルフェスは、その名の由来に反して何故か時代劇「必殺」シリーズのパロディ機体となっている(*19)。特にサポート機であるライラスとの合体技ヘル・ストリンガーはその極致であり、プロローグでいきなりお披露目し、「必殺」シリーズを知る初見プレイヤーの度肝を抜いた。 おまけに最強武器使用時の曲「唸る必殺の一撃」も明らかに「例のあの曲」という拘りよう。ただ、雰囲気はそのものだが聴き比べてみるとだいぶ違うという絶妙なバランスの曲である。ネタ抜きに見ても必殺技に相応しい迫力を持つ良曲である。 またオルフェスの前任パイロットであるリチャード・クルーガーに至っては戦闘台詞が必殺シリーズのパロディだらけである。 クロスオーバーを抜きにしても、シナリオの質と評価は高い。 一貫して質は高いが、中でも第1部最終話のイベントは本作でもトップクラスに熱いイベントと好評。 今までのスパロボでは、世界観の説明を最初にナレーション文章で行なっていたが、これを廃止。実際のシナリオ内で世界観を見せている。 より世界観を実感でき、スムーズにゲームを始められると好評。加えて、そこで設定レベルのクロスオーバーが始まるものだからより引き込まれる。 また、ホワイトバックに黒字でテキストが表示されるという演出も使用された。回数こそ少ないものの重要な場面で使われるため、印象に残りやすい。 特にこの演出が使われる中盤のイベントは本作屈指の涙腺崩壊イベントとなっている。 従来ならば隠し人物は死亡後は登場しなくなり、たまに触れられる程度の扱いになるのがシリーズの常だった。 今作ではその点を逆手に取り最終話で思いがけぬ登場を果たすなど、隠し人物を仲間にしなかった展開すらもストーリーにおいて重要な意味を持つ。 全体としても、「命」と「可能性」をテーマとしたシナリオは綿密に練られており、序盤から張られていた伏線が後半に結実する。挙句、周回要素などのメタさえも世界観の根底に据えているほど。 表立って語られないが、その裏には更に緻密な設定が大量に仕組まれている。これらは要点だけが語られるだけとなっており、それを推測・考察する楽しみもある。 隠し要素 総数18個と、前作『L』の二倍以上の隠し要素が存在する。見つける楽しみはもちろんとして、意外なユニットの参戦でもファンを喜ばせてくれる。さらに、隠しユニット参戦時、初回のみそれぞれ既定の上位技能がゲットできる。 フラグを立てて参戦した人物は大幅にシナリオに絡む。フラグを立てるのと立てないので2種類(あるいはそれ以上)のシナリオが楽しめると言っても過言ではないほど。また、加入によって使えるようになる合体攻撃なども本作オリジナルボイス多数。 特に、ある人物の生存IF分岐の改変はファンの度肝を抜き、その上シナリオの質も良いとあってネット上で大きな話題となった。ニコニコ大百科に個別記事が作られるほどであり、「この展開を想像できた方がどうかしている」と言われる驚愕のイベントである。それでいて超展開ということもなく、きっちり伏線を張って回収した且つ、その人物の名前とその由来を反映させた上での展開なので説得力も十分にある点がさらに凄まじい。 原作序盤に離脱してしまうはずが中盤で復帰するため、ストーリーへの絡みっぷりも隠し人物の中でぶっちぎり。完全な「IF」を体験できる。戦力としても精神コマンドによるサポート・前線での戦闘どちらもこなせると至れり尽せり。 ウィルやマスターテリオン、操、サコミズ王、呂布トールギスなどといった、原作で強敵として立ちふさがったボス敵も多数加入させられるなど、それぞれのファンに嬉しい仕様となっている。 また、道夫や翔子も救済要素の対象になっているが、彼らが生存した場合は、成長した美羽や、羽佐間家の養子となったカノンとの交流が見られる。これらは原作でも見られなかった要素で(*20)。彼ら家族を知る人たちを大いに喜ばせた。 スパロボでは定番の説得イベントも存在するが、対象人物の作品だけでなく、各作品の主人公や一部隠し人物ですら説得が可能という前代未聞の内容となっている。 前作『L』での『鉄のラインバレル』の登場人物である中島宗美の説得に、『ガンダムW』の登場人物である張五飛が関わっていたことが当時ネット上で話題になったことを踏まえていると思われる。 ボイス ハードが3DSとなったことで、任天堂携帯機の版権スパロボとしては初のフルボイスとなった。 『ラインバレル』は漫画版の登場人物にアニメ版の声優陣が声を当てる(しかもそれがスパロボ初収録)という珍しい事態となった。もちろん、ちゃんと漫画のセリフを喋る。 なお『ラインバレル』のボスはアニメ未登場のためオリジナルキャストとなっている。また、ジャック・スミスのみ声優が変更されている(理由は不明)。 『バーチャロン』のフェイは今回の設定に合わせて過去にフェイを演じていた樋口智恵子氏ではなく、初音ミクの声を担当した藤田咲氏が起用されている。 『ダンバイン』のショウや『DESTINY』のシンなど既存人物の新録も多く、声が付くことで減少が懸念されていた「豊富な特殊セリフ」は今作でも健在。 ちなみにシンはファンの間でも評価の高い、高山瑞穂氏の執筆した漫画版の台詞が特殊台詞として採用されており、「シンは高山版終了後の参戦か!?」という声も。 版権作品の本作オリジナル合体攻撃がいくつも登場するが、それらも当然新録ボイス。ファンとしては感慨深いやりとりも見られる。 イベント戦闘でも専用のボイスが使われることも多いほか、特定の敵に特定の武器を使うことで専用のセリフに変化することもある。援護でも本来ないセリフをしゃべる場合もあり、戦闘セリフがそっくり新録にさし変わっている者もいる。 さらにフェイスグラフィックがないにもかかわらずボイスがあるという声だけ参戦となった者までいる。フェイスグラフィックがあって声がない者は多いが、その逆はかなり珍しい。 なお、声だけ登場というのは原作再現である。エンドロールにもちゃんと名前が載っている。担当声優が別の役で出演したからこそ実現した演出といえる。 近年のスパロボでは減少傾向であったDVEも非常に多い。九郎のデモンベイン召喚、総士の「5秒待て」(*21)、サコミズの「そうでもあるがぁぁぁ!!」など、原作の名台詞はほぼ網羅されている。 DVE以外のシナリオ演出も強化されている。 中断メッセージも実装。真面目なものからギャグまで幅は広く、その数も70個以上とシリーズ最多(当時)の膨大さを誇る(*22)。 初回プレイ時のみではあるがゲームの進行に応じて聞けるようになる内容、聞けなくなる内容があるほか、周回プレイを行うことで内容が変化するパターンもある。 隠しフラグの条件を示唆しているものや、ストーリーの伏線になっているものなども存在して奥も深い。 中には中断メッセージでのみ参加している声優すらいるほど。 スパロボとは縁の深い人なので別作品の収録のついで録りだった可能性も高い。 ある隠し人物に至っては、生存させると見れる期間は短いものの、プレイヤーに感謝の言葉を述べてくれる。原作、本作共に悲劇的な最期を迎えるその人物からのメッセージはファンにとっては感涙物である。 BGM 今作は内蔵音源を用いたBGMとなっている。 曲数自体は『L』とさほど大きな差はないが、エーアイ製スパロボらしく、相変わらず通好みな選曲が光る。 アニメ劇中曲を使用した『ラインバレル』や、原作BGMをアニメでも流用している事を逆手に取ってPS2版主題歌の原曲でもあるBGM「機神咆吼 -交錯する刃金と刃金(*23)」を持ってきた『デモンベイン』、あまり戦闘向きではないと思われた『リーンの翼』の主題歌「MY FATE」、最初は物悲しげだがサビにかかり壮大に『ファフナー』の「マークザイン」をフル尺で採用、EDではあるが激しい曲調であり、今作の雰囲気との親和性も高い『SEED DESTINY』の「Life goes on」など、名曲が数多く存在しており好評。 なお、イベント用BGMとして「マークザイン」(サビのみループするショートver)や「Linebarrel」(イントロ付き)も存在しておりこちらも非常に好評。だが、あくまでイベント用で戦闘BGMに設定できないため、それが残念がる声もある。 ちなみに今作はイベントにて「Life goes on」や「蒼穹」など、BGMに採用された曲の歌詞を元にしたネタが豊富。 フェイのBGMはちゃんとミクによるボーカル付き(*24)。曲はバーチャロンシリーズのBGMに歌詞をつけたものとなっている。作詞はもちろんバーチャロン原作者の亙氏。ちなみに版権作品のBGMにボーカルが付くのはDC版『α』以来となる。 完全覚醒時に解禁される曲はバーチャロンを代表する名曲「In the Blue Sky ver.HD」。解禁されるタイミングも絶妙で、他作品とのクロスオーバーにも繋がっており、非常に評価が高い。 『ラインバレル』では、アニメ版のラスト付近のファイナルイベントの際の挿入歌である「PROUD」が原作漫画版であるにもかかわらず採用されている。 しかも初めて使われる場面はラインバレルのイベントなのだが、他作品の人物が原作漫画版ラインバレルのストーリーの根幹の一部に介入すると言うクロスオーバーの際に使われると言うびっくり箱。 『マクロスF』関連は相変わらず収録曲数に恵まれており、期待されていた「サヨナラノツバサ」は『L』の「ライオン」と同じくパート分けのアレンジが好評。また、「キラッ☆」でお馴染みの「星間飛行」は誰もがアッと驚く演出が用意されている。 なお曲数的に優遇されているとは言っても、他作品ともそれほど露骨な差はない。 戦闘アニメ ハードが3DSとなったことでグラフィックも進化。当然裸眼立体視にも対応している。 動きも3Dによる演出を最大限に利用しており、3Dで見た際の迫力はかなりのもの。 これまで分身という同じ演出で統一されてきた特殊能力による回避演出が機体ごとに種類が細かく分類されており(ダブルオークアンタの量子ジャンプ、ラインバレルのオーバーライドなど)、種類によってアニメーションの演出も大きく変化するようになった。 『ラインバレル』のカットイン原画の一部は原作者が直々に担当している。 任天堂機(*25)では切り払いの発生はエフェクトのみであったが、本作では切り払うモーションが発生するようになった。 『L』の「イベント戦闘で撃破する敵は撃破してもトドメ演出が発生しない」という問題点も、オプションでトドメ演出のオン・オフを任意で変更できるようにした事で解決している。 また、ガンダム系機体にも『Z』シリーズ同様リアルサイズカットインが採用された。 賛否両論点 ユニット性能面 『蒼穹のファフナー』は、TV版から劇場版に変わるに伴いユニットの性能が変わる。機体性能は上昇するものの武器の性質が大きく変わるユニットも多く、それに伴い使い勝手も大きく変わってしまう。 格闘戦機だったにもかかわらず最強武器が遠距離射撃になるマークザイン、接近格闘機から射撃武器オンリーの戦闘爆撃機になるマークドライ(*26)、狙撃機体から最強武器が近接射撃になるマークジーベン。最強武装の必要気力が下がった代わりにその他の強武器が弱武器になったマークアハト。スキルパーツが消費型であることも加わって、「格闘主体の機体のパイロットだから格闘を中心に上げてきたのに射撃主体の機体になってしまった」といった事態が頻繁に起こる。 仕様変更はあるもののマークアハト以外は全体的に攻撃力は向上しているため、マークアハト以外は総合的に言えば強化されていると言える。 なお、とある隠し機体は特に武装が変化しないが合体攻撃だけは演出が劇場版仕様となる(本作オリジナル)。 また、道生はメガセリオンからマークアインに乗り換えるのだが、こちらも乗り換え後の方が弱くなっている。『K』でも機体性能がほぼ下がるという問題を抱えていたが、本作では武器の追加・変更でメガセリオンが更に強化・マークアインが弱体化してしまったため余計酷くなった。原作と違いメガセリオンを喪失していないのに乗り換えができないのも拍車をかけている。 また、劇場版からの参戦となるユニットは、残り話数の関係でやや活躍しづらい(*27)。しかしある時期を境にファフナー系は特殊能力により、一部を除くファフナーを多く出撃させるほどパイロットの能力が底上げされるようになるため弱いわけではなく、ファフナーを主力としているなら出すだけでも価値はある。 敵であるフェストゥムの特殊能力「同化」「読心」が強力で、敵勢力の中では頭1つ以上抜けている。 「同化」はフェストゥムの攻撃すべてに気力低下効果を付与するもの。その際、気力が一定値を下回ると撃破扱いになる。雑魚クラスは無視できなくもないが、後半の敵やボスになるとかなりの低下量となるため非常に強力。さらにほとんどの武器に「バリア貫通」の効果があるため耐久型のユニットでも無効化できない。 『ファフナー』以外の参戦作品では唯一ヒーローマンが「同化」「読心」を無効化できるが(*28)、回避特化のユニットなため攻撃を食らえば一撃撃破される危険性があるため「同化」無効に関してはあまり役に立ってはいない。 SEED系ガンダムのVPS装甲はバリア扱いではないため、ダメージにもよるが「同化」を無効化できる。こちらも回避重視の機体なので過信は禁物だが。 「読心」は命中率・回避率に補正をかける能力なのだが、最終命中率に加算される方式に加え、雑魚でも30%の増加量を誇るなどこちらも非常に強力(*29)。 この2つの能力単体の性能もさることながら、それを両方保持している上に「同化」と似たような能力を持つELSと比べて長射程の個体が多く、高いシナジー効果を発揮してしまっている。 逆に言えば「読心」を無効化できるファフナー(とヒーローマン)はフェストゥム戦で非常に有効であり、原作再現となっている。 特にファフナーの後期主役機「マークザイン」は、攻撃が当たればフェストゥムが問答無用で即死する上に自身のHP・ENを回復する(*30)という、対フェストゥム戦において無類の強さを発揮する特殊能力を備えている。それまで厄介な敵であったフェストゥムをいとも簡単に撃破・吸収していくマークザインの姿はプレイヤーの度肝を抜き、「フェストゥム殺すマン」の異名を頂戴することになった。 敵味方双方のMAP兵器の範囲が控え目になった。 特に味方のMAP兵器は使いやすいポイント指定型が無くなり、強力な全周囲型は範囲や威力が低いものとなっている。 本作では連続行動スキルがあり位置取りがしやすいため、それに合わせたバランス調整と思われる。 アニメーション 3Dによる演出に力を入れたためか、立体視をオフにした場合は前作『L』どころか前々作『K』よりも動かなくなったという批判もある。 かといって常時立体視だと目も疲れる(*31)。 3D演出の弊害として、手前に迫ってくる動きが2Dで見ると単なる拡大となってしまい、ドットがさらに粗く見えてしまうという意見も(*32)。 とは言え、多かれ少なかれ過去作からの使い回しが出来た『W』、『K』、『L』とは異なり、全てのユニットのドットを新規に作る必要があったため、作業量的に限界があったことは想像に難くない。 また、3D抜きにしてもオーラバトラー系など評価されているものも有り、今までのアニメーションはクドすぎるという意見を持つ者からはこのくらいが丁度いいという意見もある。 ちなみにスタッフロールでは、戦闘アニメ担当は4名となっている。逆に4名だけであそこまで作れたのか… 次回作の『BX』ではスタッフも増員され、更に一部のロボットグラフィックも流用出来たので作業量に余裕ができたのか、上記の問題点はほぼ全て解消された。逆に一部アニメはくどくなってしまったという問題点もあるが…。 隠し要素 隠し要素の引継ぎについて システムの説明にある通り、本作では隠し要素で助けられるユニットは周回でプレイを引き継ぐ事で無条件で助けられる。 この仕様のおかげでスパロボでありがちな「二者択一でどちらかを選ばなければならないフラグ」も、周回を重ねる事で全て満たす事ができる(ただし、ごく一部の生存に関わらないフラグは引き継がれない)。また、生存フラグ系の全ての隠し要素を入手すれば、それ以降は隠しフラグを気にせずプレイできる。 いわゆるスパロボ補正による生存処置を望む人や、とにかく死亡してしまう展開は出来るだけ避けたいプレイヤーにとっては周回ごとに誰かを選ぶと誰かが死ぬといった事を避けられるので好評。ユニットとして出来るだけ集めたい人にとっても助かる仕様である。 なお、この「周回による隠し要素及び達成条件の引継ぎ」という仕様自体が実は本作のシナリオに関わってくる。シナリオのためにこういうシステムにしたのか、システムの改善を上手く取り込んでシナリオを作ったのかは分からないが、非常に面白い要素と言えるだろう。 一方で死亡する展開もしっかりと見たいプレイヤーにとっては足枷になってしまっている。 一度助けてしまうと引き継ぐ限り死亡イベントが見れなくなってしまうので、こういったプレイヤーからすると「初周は全滅させつつ、次周で見るルートのフラグも出来るだけ立てない」ようにしないといけない。もし1周目で生存フラグを立てた場合や、後々のプレイでまた見たくなった際には、周回特典を諦めて完全に最初から始めないといけない。 生存時は大幅にシナリオが変化し、一部の隠し人物は死亡時限定のDVEも存在する等、死亡時の描写にも力が入っている為、それを聞いて見てみようと思っても助けてしまったデータを引継ぎが出来ない為に不便。 他にも「フラグ無し」「Aのみの生存フラグを立てた場合」「Bのみの生存フラグを立てた場合」「A/B双方の生存フラグを立てた場合」でそれぞれ台詞が大きく変わるシナリオも存在しており、全ての展開を見たい場合はとにかく手間。 セーブデータは40個作れるので、死亡時の展開を見たいプレイヤーは「1周目用」の記録枠を残しておくことが推奨されている。 問題点 シナリオ面 版権に関しては非常に評価が高いが、オリジナル人物・機体についてはやや賛否両論。 事前情報で主人公機として紹介されていたライオットBは序盤でしか使えず、リチャード機として紹介されていたオルフェスが前述の通り実質的な主人公機である。ライオットは機体名変更が行えない(*33)事からも、明らかに「真の主人公機(オルフェス)の前座」という扱いとなっている。 オルフェスを効果的に魅せるための意図的な物と思われるが、正統派なデザインや気合の入った戦闘アニメの評価は高く、序盤しか使えない事を残念がるプレイヤーも多かった。 主人公であるアーニーのキャラ性は前述のとおり評価が高いのだが、第3部に入ると戦闘セリフがリチャードに似た「仕事人」風のものに大幅変化する(*34)。明らかな変化であるにもかかわらずその理由がはっきりと語られず、誰もそれを突っ込まない点には不自然であるとの声も。仲間は言動の模倣先であるリチャードを知っているので敢えて突っ込んでないと考えることもできるが…。 台詞が仕事人になった事よりも、それに伴ってヒロインであるサヤ・クルーガーに対して2部までは「さん」付けだったのが3部から急に呼び捨てになっている事に関する説明がない(インターミッションでも呼び捨てになっている)事を疑問視する声もある。 ただし、戦闘セリフの変化こそ第3部からであるが、序盤のライオットに乗っている頃から戦闘前会話で「ド外道」と言い放っており、非戦闘時とは顔つきや口調が大きく異なるなどある程度の二面性が窺える節はある。 尚、2部から3部の間のことはこの件に限らずほとんど説明されない。これ自体は、そもそもこの時間経過が事実上『ファフナー』のためだけのものであり、話題を掘り下げるのが難しいので仕方ない面もある。 主人公アーニーのライバルとして序盤から登場するジンのキャラ性はやや迷走気味で、中盤からの性格や行動はあまり評価されていない(ジンはその事を「道化に過ぎなかった」と語っている)。 クロスオーバーに関しても、版権間が著しく濃密な反動もあるのかオリジナル勢は全体的に一歩引いている(従来なら一人くらいはいる頻繁に絡む相手もおらず、徹底して薄く広い)。と言っても影が薄いというわけではなく、主役としての存在感は保っている。 シナリオは非常に練られた設定である一方、それを意図的に語らず、プレイヤーに想像・考察させる形をとっている部分が多い。「奥が深い」ととるか「説明不足」と取るかで評価が分かれる所だろう。また、前者でも後者でも、大抵のプレイヤーは『UX』以前に何が起こったのか別の形でプレイしたいと思ったことだろう。原作が終了した参戦作品の数や規模だけで物語一つ作れるレベルである。 説明不足と言っても隠されている部分は人智を超えた領域の話であることが多いので、それを知ることができてしまうのは不自然である、とも言える(例外あり)。 『鉄のラインバレル』に登場する沢渡拓郎は終盤とある展開により物語から退場しオリジナル勢であるノーヴル博士の手引きで潜伏するのだが、その際に語られた「来たるべき時」については謎のままEDを迎えてしまったためかなり残念な扱いになってしまった。 もっともこの時点では原作漫画はまだ完結しておらず、既刊ギリギリまで再現しようというファンサービスも込めた苦肉の策だったと思われるが、いたずらに謎を残してしまった感は否めない。 前述の通り『飛影』の登場人物であるハザード・パシャが悪役として非常に存在感を放っているのだが、「冷酷残忍な悪党」としての見せ場が彼一人に極端に集中してしまっている点には賛否ある。 また、原作でのハザードは小物感のあるコミカルな言動も見られるキャラクター性だが、今作においては狡猾・残忍な策士としての面ばかりがフィーチャーされており、原作における彼のキャラクター性の再現度は高くない。 一方で戦闘アニメ中の台詞は原作のそれに近いノリで、副官であるドッグ・タックとの掛け合いが非常にコミカル。原作再現度の高い戦闘台詞が、作品の中で逆に浮いてしまうという珍事に(担当声優である青野武氏が本作発売前に鬼籍に入られているため仕方がないが)。 中盤に味方側のパワーアップ→ステージ終了時に別作品(オリジナル含む)の欝展開というステージが、3ステージも連続で起きる。そのため戦闘終了後はせっかくパワーアップしているのに空気が重い。描写自体は必要なものとはいえ、よりにもよってパワーアップステージで連続させすぎである。 シナリオのイベントで全体にダメージや気力増減が行われる事があるが、一括に行われるのではなくペア毎に順番に行われるためテンポが悪い。 一応エフェクトの加速はできるが、全体ダメージが5回以上も行われるステージもあるためやはりわずらわしい。 隠し要素関連 上記の後戻りが出来ない仕様上、意図せずフラグを満たしてしまう事を避けるためか、各種生存フラグは非常に厳しく設定されている。 分からないなりに隠し入手の定番プレイをする(*35)、よほど愛を持って特定の作品に肩入れをする、等といったプレイをしていない場合、攻略情報無しの初見1周目ではほぼ間違いなく1人も生存しない。 特にほとんどのフラグの条件となっている「特定パイロットの撃墜数」が膨大であり、「意識して多用する」レベルでは到底届かず「単独で無双する」レベルでなければならない。全滅プレイでも加算されるものの、後述する撃墜数仕様の存在もあり、周回プレイではフラグ条件となっている者以外の人物を活躍させにくい。 隠しユニットが多いということは、逆に言えば何も意識せずにプレイするとそれだけ多くの人物が(原作通りとはいえ)離脱するということでもある。 原作死亡人物生存などのif展開はスパロボの魅力の1つであり、それを楽しみにしていた(ライト層の)プレイヤーには厳しい仕様と言える。 フラグに撃墜数が含まれるパイロットは「その周回の実際の撃墜数が規定数値を満たしたか」で判定されるようになった。これは初期値や未選択分岐、レア特殊スキル等での増加分を省いた数で、全滅した場合は加算されたままとなる。 しかし、ステータス画面に表示される撃墜数は初期値・周回引き継ぎ・未選択分岐等を加算し、全滅プレイ時は加算されないと言うもので、隠しフラグの仕様と無関係になってしまっている。そのため、表示撃墜数と周回内実撃墜数の差異をいちいち意識しておかなくてはならない。 さらに、本作は各パイロットの初期撃墜数を決定する計算式の関係で、撃墜数が非常にカンストしやすい。そうなってしまうと、自分で何機撃墜したかをカウントしなければならない。 前作『L』のミシェルバグ(*36)の反省からこのような仕様になったと思われるが、それならせめて周回内撃墜数の表示もして欲しかったところである。 そのほぼ全てが生存フラグだけのため、隠し要素解禁で初めて姿を現す完全隠し機体やパイロットが一切ない。ただ膨大なドット戦闘シーン作成や、音声データの面を考えると仕方がないという意見も多い。それに近年のスパロボでも隠し機体やパイロットは一作品で数えるほどしか出ていない場合がほとんどである。 唯一フラグが次周に引き継がない隠しユニットに関しては「中盤の分岐で特定のルートに行く」という簡単な条件だが、性能としても有用な精神コマンドを持つため、他の隠しユニットのフラグを満たしている場合、加入しないルートに行く旨みがないという問題も抱えている。 もっとも、前述したとおり今作の隠し要素は達成が難しいうえに数も膨大なので、引き継がない場合は更なる阿鼻叫喚になったことは想像に難くない。 UI関連 本作では十字キーにカーソルの移動、マップの拡大・縮小がアナログパッドに割り振られている。タッチパネルは完全非対応。操作しづらいと感じた人も少なくない。 『L』同様クイックコマンドがあるが、『L』と違いXボタンによる操作ができずYボタンのみになっている。 3DSの仕様でセレクト・スタートボタンの機能が統一されているため、『第2次OG』のように特殊能力の解説などが能力場面でボタン一つというわけにはいかないのも難点。 精神コマンドの仕様変更 従来は他者に精神コマンドをかける際はアイコンを直接指定していたが、本作では専用のリストからかけるユニットを選択する形になった。 マップ上から直接かけるユニットを選べた今までの方式に比べ、逐一全ユニットのリストからコマンドをかけるユニットを探さなければならず、慣れているプレイヤーからすれば面倒なことこの上ない。 「精神コマンドをかけたい方のユニットから、特定の精神コマンドを持つパイロットをリストアップする」こともできるので、こちらを習慣化すれば概ね解消できるが、仕様そのものには問題があると言わざるを得ないところである。 ボイス 戦闘時、特定の味方同士だと発生する掛け合いボイスがシングルユニットによる「援護攻撃」時のみ再生され、パートナーユニットによる連続攻撃では再生されない。 今回のシステムでは、「連続行動」を活かして無双するなどの明確な目的がなければパートナーユニットとして運用するのが基本であり、汎用セリフしか再生されない事態が発生しやすい。 ダウンロードコンテンツ関連 ツメスパと違って通常プレイ同様に確率によるミスが発生するので、外れる事も考慮してプレイしていると結構時間がかかる。中にはマップ兵器で3体同時撃破を求められるのもあるためなおさら。 後述の戦闘アニメのフリーズバグの存在もあるので、長丁場になる場合は戦闘アニメをOFFにしてプレイした方が良い。 バグ 本作では戦闘アニメのフリーズバグがいくつか報告されている。 『デモンベイン』のものはその発生条件から「ある意味原作再現」と言われてしまっている。 また、特定の操作をすることで本来払い戻されるべき資金が払い戻されなかったり、加入するべき隠しユニットが加入しなかったりといったものもある。 その他 SUのみで行える全体攻撃を使うと、獲得経験値が半分になるが、PUが解禁されて以降の敵はボスを除いてほぼPUのため、SUだと経験値が下がりがちになる。 全体的な難易度はそれほど高くはないが、初見殺しのマップもある。 特にとあるマップにおいて、撃墜するとゲームオーバーになる敵ユニットを容赦なく撃墜するNPC機については、大きく話題になった。 敵の思考ルーチンは『L』と同じで、HPが高いユニットを優先的に狙う。撃墜寸前のユニットを無視して無傷のユニットを狙う事もあり、やや不自然に見える。 総評 発売前は「あまりにカオスな参戦作品群を纏めきれるのか」と不安視する声も多かったが、いざ発売されてみるとプレイヤーの想像を遙かに上回る良質なクロスオーバーとIF展開、豊富な隠し要素によって前評判を見事覆した。 UIやオリジナルキャラについては批判点も散見されるのでこれらは次回作以降の改善に期待したいところであるが、新ハードのスパロボとしては十分以上の出来。 参戦作品のファンはもちろん、スパロボならではの壮大なストーリーを求めるユーザーにこそ、是非ともお勧めしたい傑作である。 余談 チーフライターである岸本みゆき氏はかつて『三国伝』のシナリオに関わっていた経歴を持つ。原作スタッフがスパロボに監修として関わったケースは多いが、スパロボスタッフとして直接関わるケースは珍しい。 ちなみに、オリジナル機体のデザインとして参加している寺島慎也氏も『三国伝』のメインスタッフである。 補足すると、寺島氏は以前からスパロボオリジナルメカのデザインを行っており、今回が初参加というわけではない。他の代表作としてはヴァルシオーネR、ネオ・グランゾン、バラン・シュナイルなど旧シリーズから登場する機体がほとんどであり、むしろ久しぶりの参加と言える。 『デモンベイン』の原作ゲーム版を製作したニトロプラスは、2013年のエイプリルフールネタとして『渾沌大殲』を発表した(クトゥルフ神話を扱った作品のオールスターゲームという触れ込み。現在は閲覧不可)。キャッチコピー、サイトの構成を含めて本作のパロディとなっており、さらに許可を取ったうえで他社の作品まで出演させる、描きおろしイラストを多数用意する、と異常なまでに気合が入っている。そんなに『デモンベイン』のスパロボ参戦が嬉しかったのだろうか。 『デモンベイン』の原作ゲーム版でエンネアを演じた成瀬未亜氏は引退していたため声優が柚原有里氏(*37)に変更されているのだが、当の成瀬氏は本作発売後に声優活動を再開した。 本作の発売後に上映された『ガンダムSEED FREEDOM』では、フェストゥムと同じく読心能力を持つ敵を相手に、シンが縦横無尽の活躍を見せる描写がある。監督の福田氏はスパロボでのSEEDの活躍を大いに歓迎していることから、あるいは本作をある程度参考にした可能性がある。 一方でエンディングにおける動向など食い違っている部分も存在する。この点については本作の発売が2013年、『SEED FREEDOM』の公開が2024年であることを考えれば致し方ないところだろう。 スパロボ恒例の乳揺れカットインは今回は存在しない(*38)。その代わり、デモンベインのレムリア・インパクト使用時には前代未聞のパンモロカットインが拝める。これには乳揺れに慣れたプレイヤー達も唖然とした。 れっきとしたアニメ版演出の再現ではある(*39)のだが、作画演出が原作アニメより改善されているという謎の徹底ぶりである。 本作に登場するザコ敵は言葉を発しないものが多く、45話を最後にボス以外の敵は一切喋らなくなる。 それまでは 「経験値泥棒」 と呼ばれた飛影だが、本作ではあるステージにおいてうっかり呼び出してしまうと、 撃墜するとゲームオーバーになるとある敵キャラを真っ先に狙い、真っ先に撃墜してゲームオーバーになる(*40)という、有難迷惑も甚だしい事をやってのけた。そこから 「勝利条件泥棒」 なる新たな渾名を得て、ますますネタっぷりに拍車がかかってしまった。 出典となる原作は違えども初代から必ず登場していたマジンガーZと、パイロットの概念が導入された『第2次』からマジンガーのパイロットとして出演し続けていた兜甲児がどちらも初めて(かつ現時点では唯一)欠席した版権スパロボである。 石丸博也氏、飛田展男氏、矢尾一樹氏の3人は声がつくようになった『第4次S』から声有りの全ての作品(OGシリーズ除く)に出演していたが、本作で石丸氏と飛田氏の皆勤記録が途切れ、シリーズ皆勤は矢尾氏のみとなった。矢尾氏も後の『BX』で不参加だったため皆勤が途切れている。 2015年5月31日のニンテンドーダイレクトで、次回作『スーパーロボット大戦BX』の発売を記念して、6月30日までの期間限定でDL版がおよそ半額の3800円で購入できるセールが開催された。 なお、評価の高さゆえか発売から2年以上経過した2015年当時でも中古市場にあまり出回っておらず、4,000円前後の高値をキープしていた。 ニコニコ動画に『ファフナー』の映像+『DESTINY』の「Life goes on」という本作と全く同じ組み合わせのMADが投稿されており、『ファフナー』原作者の冲方氏も視聴したという逸話がある。 なお上記MADは2007年時点でオリジナルが削除されており、投稿は本作発売よりも遥かに先である。 本作の隠し要素について 上記の通りフラグを引継ぎ仕様のために生存時の状況がプレイヤーによって異なることが多く(*41)、発売当初は正確な生存条件の割り出しに相当な時間を要した。 2022年10月31日をもってダウンロード版の販売が終了した。これに伴いDLCも購入不可になった。
https://w.atwiki.jp/src_c_material/pages/176.html
バトルロボット烈伝 青き星空の彼方 管理人 レイフィスト素材区分 PU 備考 むすすだシステム 管理人 むすすだ式素材区分 P 備考 リアルロボット戦線
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/50796.html
【検索用 きよわなろほっと 登録タグ VOICEROID き 仮名 故やす子 曲 結月ゆかり】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:仮名 作曲:故やす子 編曲:故やす子 唄:結月ゆかり 曲紹介 POEMLOID投稿祭用にこさえたポエトリーリーディング曲です。 曲名:『気弱なロボット』(きよわなろぼっと) POEMLOID投稿祭参加楽曲。 歌詞 (動画より書き起こし) 何も知らないまま産まれてきた 理解が追いつかないまま時は過ぎ 買わされた壺を抱えて立ち尽くしている 幸せになれるという水晶を飾り 神への祈り方を教わった 布団はもう何組も持っているし 毎朝新聞が四部届く 個を求められれば怖がり 夜の歯車になることもできず 何も知らないまま生きている 何も知らないまま産まれてきた ならば、何も知らないまま死んでいきたい 何も知らずに屑となり 何も知らずに風に舞いたい コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/895.html
第2次スーパーロボット大戦α 【だいにじすーぱーろぼっとたいせんあるふぁ】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 プレイステーション2 発売元 バンプレスト 開発元 バンプレソフト 発売日 2003年3月27日 定価 通常版 7,980円 / 限定版 9,980円 レーティング CERO B(12歳以上対象) *Best版より記載 廉価版など PlayStation2 the Best 2004年9月16日/4,980円PREMIUM EDITION(初代・外伝とのセット) 2005年5月28日/9,240円 判定 良作 ポイント 戦闘アニメが大幅に進化小隊システムは賛否両論スケールはやや小規模ながら、熱いシナリオ展開 スーパーロボット大戦シリーズ αシリーズ α forDC / α外伝 / 第2次α / 第3次α 概要 特徴・システム 評価点 シナリオ・演出面の評価点 システム面の評価点 賛否両論点 問題点 シナリオ面の問題 システム面の問題 演出面の問題 バグ・設定ミス 総評 余談 概要 2001年に発売された『スーパーロボット大戦α外伝』の続編。完全新規の戦闘アニメーションや、最大4体のユニットで1つのチームを組む「小隊システム」がウリとなっている。 + 参戦作品一覧(バンプレストオリジナルは除く) 参戦済み 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 機動戦士Zガンダム 機動戦士ガンダムZZ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(機体のみ) M-MSV(機体のみ) CCA-MSV(機体のみ) 機動戦士ガンダムF91 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(*1) 無敵鋼人ダイターン3 マジンガーZ グレートマジンガー ゲッターロボ ゲッターロボG 真・ゲッターロボ(原作漫画版) 大空魔竜ガイキング 戦国魔神ゴーショーグン 超電磁ロボ コン・バトラーV 超電磁マシーン ボルテスV 闘将ダイモス 初参戦 鋼鉄ジーグ 勇者王ガオガイガー ブレンパワード 機動戦士クロスボーン・ガンダム 真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日(機体のみ)(*2) 「白富野作品」の1つとされている『ブレンパワード』、これまで参戦は難しいとされたタカラ提供の『鋼鉄ジーグ』と『勇者王ガオガイガー』、ゲームには参戦していたが映像メディア化がされていなかった『機動戦士クロスボーン・ガンダム』が登場した。 『ジーグ』以外の3作品は作中でも大きな戦力・扱いとされ、非常に多くのプレイヤーの印象に残った。『ジーグ』も原作再現は良好だが、性能面で一歩劣り(問題点を参照)、とあるセリフがユーザー間でネタにされた(余談を参照)。 『クロスボーン・ガンダム』については『α』で木星帝国という原作内の単語が使用されていたものの、ただの原作ネタのつもりで当時参戦予定を立てていたわけではなかったという。アニメ化がなされていないため、キャスティングおよびBGMは出世作とも言える『SDガンダム Gジェネレーション F』のものがベースになっている。 本作初参戦の他、『ガイキング』『ゴーショーグン』『ダイモス』がαシリーズ初登場、『F91』が復活参戦となった。なお前作からα外伝初出4作の他、『Vガンダム』『マクロスシリーズ』『ライディーン』『ダンクーガ』『SRX』『魔装機神』は本作不在となった。 特徴・システム パイロット養成 携帯機の『OG1』が初出のシステム。PPを消費することにより、各種スキルや能力を強化できる。熟練度を取得するとボーナスとしてPPが得られる新要素も含め、以降の作品ではほぼデフォルトとなった。 これによりある意味、能力面では先天技能を除き没個性になってしまった感があるが、プレイヤーの好みやプレイスタイルに合わせた運用がよりしやすくなった。 ステータスの仕様変更 精神コマンドの消費SPも一律ではなく、パイロットによって異なるようになった。キャラクターの個性分けに一役買っている。 たとえば集中の消費SPがアムロは10、カミーユは15で、熱血の場合はアムロが40、カミーユが35になっている。 小隊システム 最大4体のユニットを一つの出撃枠として出撃させられる新システム。 小隊の編成は、各ユニットに設定されているコストの合計が5以下に収まるように編成する必要がある。MSや戦闘機等の小型機はコストが低く、スーパー系等の大型機は高コストになっている。戦艦は小隊に入れられない。 攻撃の際は他の小隊員が小隊用武器で攻撃し、小隊長が任意の武器で攻撃をする「小隊攻撃」ができる。 この際最終命中率が+20%されるため、命中率が0%の攻撃も20%になることから、回避系ユニットの集中、不屈の価値が大きく上昇した。また全体攻撃、MAP兵器、そして援護攻撃を受ける際は小隊攻撃ができない。 多くのユニットは、小隊員が攻撃できない代わりに、相手の小隊長・小隊員全員をまとめて攻撃する「全体攻撃(ALL攻撃)」を持っている。 相手の攻撃を受ける際には小隊員に援護防御してもらうことができる。ただし全体攻撃はもちろん、小隊攻撃で小隊員の攻撃が1度でも当たるとそちらを援護防御しに向かい、小隊長の攻撃は援護防御できない。 移動力は全小隊メンバーの平均値になる。また、移動前なら小隊長を自由に変更可能。 重力下では、全員が空を飛べない場合は空専用ユニットが混ざっていようと地上ユニットとなる。 小隊員に修理装置、補給装置持ち、広範囲バリア持ちがいる場合、それぞれHP回復10%・EN回復10%、バリアの効果を得る事が出来る。バリア以外の効果は重複するため、小隊員を構成する事で継戦能力、耐久力を高める事が出来る。小隊システムならではの機能である。 小隊員は獲得経験値、獲得PPにマイナス補正がかかる。ただし特殊技能「ラーニング」を取得していると小隊長と同様の獲得量となる。 小隊には好きな名前をつけられる。使用できる漢字も非常に多い。 小隊システムの実装にあたり、「加速」「覚醒」などの精神コマンドの必要SP、および有用性が大幅に増加した。 機体限界システムの削除 パイロットの最終的な回避率(回避能力+ユニットの運動性)を制限する「限界」が消滅し、どんなに弱いユニットでもパイロット養成さえすれば最大限の回避力を得られるようになった。 機体サイズ補正 ユニットサイズの差によって、命中率だけでなくダメージにも補正が入るようになった。 相手よりサイズが大きければ与えるダメージが増加し、受けるダメージが減少する。 インターミッション会話画面の変更 据え置き機では本作から、前作『α』『α外伝』で使用されていたインターミッションでの各キャラのバストアップ絵のアニメーション(口パクや目の瞬き)がなくなった。 さらに会話画面でのキャラは横ではなく、旧シリーズや携帯機シリーズのように上下に表示されるようになっている。これはαシリーズでも本作のみであり、『第3次α』では左右に表示するように戻されている。 評価点 シナリオ・演出面の評価点 戦闘アニメ 『α』~『α外伝』の時点でも相当な進化を遂げたが、本作では全てのユニットが新たに書き下ろされ、現在のスパロボシリーズの源流ともいえる程のアニメーションへと躍進した。 中でも、PV冒頭で登場した「ガンダム試作1号機fb」の「ビームライフル(連射)」は、多くのスパロボユーザーの度肝を抜いた。 「全体攻撃(ALL攻撃)」実装に伴い、スーパー系は空気気味・必殺技が被る武装に、リアル系には新たな必殺技な扱いで追加・仕様変更され、いずれも好評を得た。 被弾・回避・切り払い・シールド防御等にもアニメーションが殆どの機体に追加。(*3) この演出は以降のシリーズでも引き継がれている。 以降の作品で定番となった「トドメ演出」が多くなった。 通常とのアニメーションの違いを楽しむことができる。スーパー系のボスは昔風のセル画のようないわゆる「ダイナミック爆発」を起こすようになっている。 戦艦系のグラフィックが非常にパースの利いたものになっており、巨大感がある。 特に敵ユニットの戦闘アニメは特筆に値するほど進化した。 本作以前の敵ユニットはオリジナル勢やボス系以外、ほとんど動いていないというケースも少なくなかった(特にMSなど)。本作ではザコユニットであろうがボスユニットであろうが、ほとんど動かないアニメのユニットは存在しないといってもいい。効果音などの細かい演出の再現なども多く、敵キャラクターを好むファンにとっては非常に嬉しい。 因みに雑誌のインタビューでは「いきなりPS2の天井が見えた」とコメントしていた。この時点でPS2の限界に挑んでいたということであろう。 BGM・音楽 BGMの音質はαシリーズでも随一と言える。 多くのプレイヤーが『α外伝』からの進化を堪能出来る要素の一つだろう。 テーマソングである「SKILL」は『第3次α』の「GONG」に劣らぬ人気を誇る名曲。やはり、数々のMADに使用されている。 シナリオ マクロスシリーズと『トップをねらえ!』が参戦していないため話のスケールはやや縮小しているが、ボリュームでは前作に劣っていない。 今回「αナンバーズ」と命名された自軍は『α』から一緒にやってきたメンバーが多く、原作再現を経て成長しているキャラクターも多いので一体感がある。 『α外伝』に続き、スーパー系の敵がきわめて手強い存在として登場している。 中盤では一時的にスーパー系敵勢力が侵攻を開始し、人類側が窮地に追い詰められるという事態を迎えるほど。さらに終盤では、その意趣返しとばかりに主人公勢が逆襲しており、それを現した第43話「スーパーロボット軍団、怒りの大反撃!!」は、本作屈指の燃えどころとして機能している。 『逆襲のシャア』のシナリオにも力が入っている。原作再現はもちろん、『IMPACT』と同様に主題歌「BEYOND THE TIME」まで起用されるほど。 なお本作のシャアは最初から敵状態であり、原作再現の終了時点で確実に死亡し、自軍に復帰することもない。原作通りとはいえ、かなり思い切った処遇である。 本作は、原作同様にアクシズ落としが再現されるほか、条件によってはシャアと『クロスボーン・ガンダム』のドゥガチが結託してアクシズの代わりにオルファンを地球に落とそうとするなど、冨野作品ファンにはたまらないクロスオーバーが展開される。 『ガンダムΖΖ』は、今までになくハマーンが大きく目立っており、彼女との交渉次第で終盤の展開が大きく変わるという展開が用意されている。 選択次第でハマーンをキュベレイごと加入させることが可能。以前もハマーン、キュベレイを加入させられたことはあったが、両者を同時に正式加入させられるのは本作が初となる。性能が非常に高いうえ、ラスボスとの会話もあるなど、非常に豪華な出来栄え。 交渉が決裂した場合は当然敵対し、ハマーンはシャアに協力することになる。 ジュドーが、クロスボーン・ガンダムの主人公であるトビアと密接に絡む。 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』『機動戦士ガンダムF91』は、本作におけるガンダム関連では最も扱いがよい。 味方陣営や、キーキャラクターであるザビーネはもちろん、ドレル、アンナマリーも続投されている。さらに、原作でカロッゾの副官として暗躍したジレも、シリーズ初登場を果たした。 死の旋風(デスゲイルズ)隊はつねに三位一体で行動しており(*4)、本作の小隊システムを活かした戦術でこちらを苦しめてくる(*5)。当時は『クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』の連載開始前だったためギリやローズマリーは純粋な悪役扱いだが、それはそれで新鮮な味わいとなっている。 『逆襲のシャア』関連は、『新』や『64』、『IMPACT』、『第3次Z』、『T』など、本作以外も多くの作品で再現されているが、家庭機スパロボにおける『クロスボーン』と『F91』の共演は、本作と『X』のみ。また、Xでは『スカルハート』『鋼鉄の七人』名義であるため、『クロスボーン』と『F91』のクロスオーバーを実現させたのは、本作が唯一無二と言える。 『勇者王ガオガイガー』は、序盤のみの再現となっているが、活躍の度合いは他の作品に引けを取っていない。 特に、パスダーやゾンダリアン四天王との戦いが描かれるのは、本作と『W』のみ。他項目にあるように、クロスオーバーもしっかりしている。 『戦国魔神ゴーショーグン』は、トライスリーに並ぶ主人公格である真田ケン太や、グッドサンダーの艦長であるサバラス、そして、ドクーガの親玉であるネオネロスが初登場。これに伴い、今まで以上にストーリーに関わるようになった。 『0083』はキンバライト基地といったマイナーながらも評価の高いエピソードが再現されており、原作では絡みのなかったシーマとビッターが分かり合う展開があるなど、以前とはまた違った切り口で物語が展開している。 シーマ自身も、原作の裏切りキャラにとどまらず非常に味わい深いキャラになっている。一方でアイビスを主人公にした場合、第4次を彷彿とさせるコメディ要素も担う。 また原作では終始ガトーに舌戦で敗北していたコウが、本作終盤でガトーを論破し、成長を認められるシーンがある。 『ゲッターロボ(TV版1作目)』(以下『初代ゲッター』)の原作再現がこれまでのシリーズで最も多い。『α外伝』でも大いに活躍したゲッターだったが、今回の参戦においても大きく取り上げられることとなる。 特筆すべきは、『初代ゲッター』の敵キャラ中唯一の旧シリーズ登場キャラであったキャプテン・ラドラが登場したこと。さらに条件を満たせば味方にすることも可能。これは現在までに『初代ゲッター』の敵キャラが仲間になる唯一の事例である(『ゲッターロボG』の場合は今までにも何度か事例はあった)。 また、シリーズではたびたび登場したメカザウルス「ゼン2号」の本来のパイロットであるキャプテン・ザンキも登場。これに伴い、2号に比べて影が薄いとされる「ゼン1号」も登場した。 シリーズで初めて(かつ現時点で本作のみ)、流竜馬の父親である流竜作が登場。原作同様、偏屈ではあるが息子想いのシーンを見せてくれる。 巴 武蔵の名シーンではTV版ではなく原作漫画版(及びネオゲッターロボ)の再現が披露されている。 『鋼鉄ジーグ』は、『ガオガイガー』と「サイボーグ」という共通点でクロスオーバーし、サイボーグ宙とサイボーグ凱によるオリジナルの熱い掛け合いのDVEまである。 『グレートマジンガー』とのクロスオーバーも魅力の一つで、当作品のラスボスである闇の帝王が、思わぬ形でクロスオーバーを果たす。 「行くぞ、ガンダム! 鋼鉄ジーグが相手だ!」「シャア・アズナブル! 鋼鉄ジーグが相手だ!」といった声優ネタも。 主人公が後述のゼンガーの場合に限り、オリジナルキャラの「ククル」が『ジーグ』の敵組織「邪魔大王国」の幹部として登場。物語開始当初からゼンガーと因縁を持つライバルとして立ちふさがる。 『無敵鋼人ダイターン3』は、『α』『α外伝』で登場しなかったメガノイド達が登場。「コマンダー・サンドレイク」「コマンダー・ギドガー」などが初めて参戦した。ロボットも「デス・スパイダー」や「ブッターギルン」が追加されている。 サイボーグとメガノイドの共通点から、『ガオガイガー』『ジーグ』のメンバーと大いに絡んだり、ギャリソンが『クロスボーン・ガンダム』のカラスと渡り合うなど、シナリオ面でも大いに目立つ。 『グレートマジンガー』は、前作に続きミケーネ帝国のメンバーが物語に大きく絡む。「地獄大元帥」や「悪霊将軍ハーディアス」をはじめとする七大軍団が久々に出演。また、「アルゴス長官」が初登場を果たした。 『α』で戦力を温存していた分、本作での暴れ振りは『α外伝』すら上回るほどで、前述した通り人類を一時的に壊滅寸前にまで追い詰める。この展開に驚愕したプレイヤーは多く、だからこそ終盤の決戦がより一層光ることになる。 また、地獄大元帥がかつてDr.ヘルであったことを活かし、自らを見捨てた結果、あしゅら男爵やブロッケン伯爵の死の遠因となったゴーゴン大公に復讐しようとするなど、ゲームならではの展開も見られる。 『大空魔竜ガイキング』は、初参戦の『新』に出なかった大ボスのダリウス大帝が初登場し、きちんと決着がつけられる。 デスクロス四天王やエリカも再登場。ただの敵だったエリカもシナリオ再現がなされるなど、その活躍ぶりは『新』以上となっている。 主人公の個性化でシナリオ面が強化された。 『α』でも選択できる主人公は数多くいたが、誰を選んでも展開は同じだった。今作では主人公が4人に減った代わりに全員に確固たる個性が与えられ独自のシナリオ等が展開するため、主人公間の差別化がしっかりされている。 各々の個性が非常に強いため、どの主人公を選んでもシナリオやテキストが冗長に感じられることは少ない。また、『α』の批判を反映してか全体で見れば主人公の出番は控えめである。 + 各主人公勢 クスハ・ミズハ 『α』からの続投主人公。恋人は同じく『α』の主人公だったブリット。彼女は『α』ではデフォルトだとリアル系の主人公の一人だったが、本作からスーパー系の主人公に改められ、以降の作品でもスーパー系のパイロットとして設定されている。 性格は『α』のとほぼ同一だが、それに加えて手製の栄養ドリンクを嗜むようになった。ただし味の方は…… ワケあってブリットは後半仲間になるが、ユニットの性能的にはボスキラーであるブリットに場を取られがちにも思える。 主人公勢、および全作品中で最も胸が揺れるキャラ。多用しやすい武器の名前も「如意金箍(きんこ)棒」であり、余計なニュアンスを孕みがちに見られる。 担当声優は二人とも、当時新人だった『α』の頃と比べだいぶ演技がうまくなっている。 ゼンガー・ゾンボルト 元々は『α外伝』での敵役。予想外の配役は驚きをもって迎えられた。主人公としても29歳という現時点で最年長である(*6)。 そのキャラを色づける豪胆かつ潔すぎるユニット性能、武士そのものである物言い、どれを取っても抜きん出た魅力を醸し出し、ファンからは「親分」と呼ばれている。 序盤こそ『α外伝』の彼に近いが、ゲームが進むにつれ「武人キャラ」として別人のように変化していくため、『α外伝』をプレイしていなくとも問題は無い。以降の作品ではこの「武人ゼンガー」がデフォルトになっている。 後継機の「ダイゼンガー」はキャラ名が機体名、全長50mの武者風ロボ、剣一振りだけで戦うという強烈過ぎる個性を持ち、初登場シーンではプレイヤーの腹筋を殺しつつ燃えさせるというワケのわからない事態を引き起こした。 スタッフにも愛されているようで、後の作品やOGシリーズにおける彼のイベントは妙に凝っていたり燃えたりするものばかりである。 アイビス・ダグラス それまでのバンプレオリジナルでは「窮地になると秘められた力が解放される」「敵に思惑があって手加減されていた」「(プレイヤーの予想通り)誰かが助けに来る」という展開が多かった。その中でアイビスは「あくまで普通の人間」であり、「努力して腕を磨く」キャラである。また「ライバルから本気で付け狙われる」上、「クストース(度々自軍を救う謎の存在)が現れても助力を拒否して、自分の腕だけで戦うことを望む」という一直線なシナリオとなっている。 前半こそ後ろ向きでヒステリックな面もある(ファンから「鬱ビス」という通称で呼ばれる程)ものの、その王道で熱い展開が功を奏し、高い人気を獲得するに至った。 後述にもある通り「乳揺れ」要素が賛否両論であるのに対し、アイビスのカットインは揺れるほど胸がないためキーアイテムであるペンダントが揺れるという粋な演出がなされている。これは中盤でイルイからプレゼントされて以降変化するもので、シナリオの展開がカットインにも反映されているという稀有な例である。 ファンからは「負け犬」という呼称から「ワンコ」、オリキャラでは珍しく胸が小さいので「貧乳」と呼ばれる。 ちなみに彼女は上記の経緯からか、中盤のイベントを迎えるまで主人公勢の中ではぶっちぎりでステータスが低い事も特色といえる。詳しくは後述。 また、当時は主人公と相棒は男女ペアが基本だったのだが、今作では彼女のみ相棒のツグミ・タカクラも女性で唯一の同性同士のペアになる。さらに、シナリオでは妙に女性キャラクターが話の軸に集まりやすい。 アラド・バランガ 『α』のリアル系主人公を継承したルート。武器が主に格闘の多い機体に乗る。いわゆる「猪突猛進型で、敵陣に突っ込んで撃墜される」という落ちこぼれポジション。 喜怒哀楽がはっきりしておりデフォルメしたようなカットもある。 最初期はヤザンの部下としてザクII(パートナーはバーザム)に搭乗し、ロンド・ベルと戦わなければならない。ヤザンは後に『V』で正式に自軍入りを果たすが、こちらは彼一人のみとなっており、ラムサスやダンゲルを含めたヤザン隊全員を味方で使えるのは本作のみ。 なまじ相棒のゼオラがテンプレなツンデレ傾向+巨乳(後述)というセクシャルな点で注目されがちではあるが、アラド自身も陽気でめげない性格ゆえにファンは多い。アイビスもそうだが、本作はリアル系主人公の方が前向きである。 彼らの乗る機体は『IMPACT』のアルトアイゼンとヴァイスリッターを髣髴とさせるもので、後の『OG』シリーズでは同一計画のコンセプトを同じとする機体として設計された設定がついている。 彼らのほかにも、「トロンベ」と呼ばれる黒いヒュッケバインを駆る仮面の男「レーツェル・ファインシュメッカ―」や、SRXチームの隊長である「ヴィレッタ・バディム」が参入。二人とも主人公たちに負けず劣らずの存在感を発揮する。 レーツェルの専用BGM「Trombe!」は、ブンドル以外のすべての敵に対して専用BGMが流れるなど、豪華な設定。また、ヴィレッタは味方オリジナルパイロットとしては唯一、αシリーズで皆勤となっている。 隠し要素 前作、前々作で好評を博した隠し要素は、今作でも非常に充実している。 「クロスボーンガンダムX2」や「シグ(メカザウルス)」、「キュベレイ」などの敵機体も例外ではなく、戦力としても十分役立てられる。 中でもプレイヤーの目を引いたのは、当時プラモデルとしてしか登場していなかった「ウイングガンダム(EW版)」(*7)の参戦。参戦したのは本作のみで、「アニメーションを見るためにも価値がある」と言われるほどだった。 また敵として出てくるシャアの乗機が、条件を満たすと「サザビー」より強力な「ナイチンゲール」に変化するという面白い要素も存在する。残念ながら味方にはできないが、強力なシャアと戦いたいというプレイヤーの希望に沿うようになっている。 同年発売のスパロボDに先駆けて、ブラックゲッターが初登場。ただ武装や性能や経緯等、半ばバンプレストオリジナルの扱いに近い。 そのためか公式の参戦リストには記載されていない。 システム面の評価点 パイロット養成システムについて 『α外伝』で問題になった成長タイプ導入による2軍パイロットの能力値の低さをこれで補う事が出来る。 小隊システムの評価点 メインとなるアタッカーとサポーターを組み合わせて運用しやすく、これまで育てにくかったキャラやユニットも平等な育成が可能になった。 サブキャラを出しやすいシステムであることもあってか、後作でも色々な形でこういった二機以上でのチーム編成システムが受け継がれていった。 戦艦を組み込めない事とコスト制限以外は自由で、原作での小隊やチームを再現したり、夢の小隊を組んだりと、好きな小隊を組める。 「出撃していないのに戦艦から敵に対して大言壮語する」光景も基本的に無くなったのも好評。出撃枠及び主役級ではない脇役ユニットが倉庫番になりがちだったのが出撃させやすくなった上、強力な精神コマンドを習得・使用しやすくなった。 機体性能の見直し 前作『α外伝』でバランス調整とシステムの大幅な変更を受けて、徹底的に弱体化されたリアル系ユニットの殆どが『α』と同クラスの性能に戻されている。 これにより、序盤から撃墜される心配はほぼ無くなった。 サイズ補正の変更でこれまではサイズが大きいほど回避にマイナス補正が働くだけの純粋なマイナス要素が、メリットが生まれた事で戦艦や巨大スーパーロボット・MAが大幅に強化された。 ただし後述するようにこの仕様によって新規参戦の鋼鉄ジーグが使いにくくなってしまっているなどの問題点も存在する。 今までの参戦作品では今一つ振るわなかったゴーショーグンは、かなりの強化が果たされており、本作でも指折りの強力なユニットとなった。 賛否両論点 MAP兵器の強力さ シリーズ恒例ではあるものの、今回は小隊制ということもありALL攻撃以上の範囲を持つMAP兵器の所持格差も最大限活用するならやはり大きい。 今回は試作3号機や百式も持たないほど所持ユニットが絞られたものの、有用性は言うまでもなくALL攻撃以上。使い勝手としては隠しユニットのウィングガンダム(EW版)が特に高く、毎度のガンダム試作2号機のアトミックバズーカも条件や制限は多いが強力。 MAP兵器の連発を重視する場合には、覚醒を小隊員に任せられるという更なるメリットは出たものの、消費は非常に多くなり再動も削除。また激励の効果、範囲が狭くなり、味方を攻撃して修理や底力を狙う運用をしたくても敵がどうやってもMAP兵器範囲内にいない場合は選択できない、多数出現する強敵がMAP兵器無効の能力を持っているなど、若干扱いづらい場面もある。 お色気要素 本作で女性キャラのカットインにおける「乳揺れ」が本格的に導入された。動きのあるカットイン自体を評価する声はあるものの、やはり下品さを感じる人も多い。 参戦作品の『勇者王ガオガイガー』のシナリオ再現は多いのだが、DVEという強い表現で麗雄博士の「奇跡だ!」という台詞が再現されたシナリオのほとんどで挿入されるため、「頻繁に奇跡的なことが起こって問題が解決する作風なのか」と思われかねない。 「最善を尽くしてどうにもならない部分は勇気を持って挑み奇跡的な確率でも引き当てる」「それでも足りない時に護の奇跡的な力で補う」というのが原作の流れなのだが、「最善を尽くしている部分」が強調されている回は積み重ねの回であるため短くまとめるにはカット対象になりやすく、他が目立ちやすいという事情もある。 使用すると自壊は免れない「弾丸X」を使った激戦後、護の力による回復を行う部分も再現されているが、原作では一命をとりとめた程度の回復だったが、今回は(敵勢力が残っている関係か)ルート次第では次のシナリオも完調で戦えるほどの回復となっている点も気になる人には気になる部分か。 また「敵の重力攻撃を頑強なゴルディーマーグだから耐えられたので、反撃の糸口がつかめた」というシナリオも一部再現されたが、ゴルディーマーグ並みかそれ以上に頑強な機体が参戦しているためか、「敵の重力攻撃範囲外からゴルディーマーグが強襲したので、反撃の糸口がつかめた」という流れになっている。 この際の強襲も作戦として狙ったものでもなく「ゴルディーマーグだからできた」というフォローがあるわけでもなかったのは若干残念な部分。 マジンカイザーはスクランダー(飛行ユニット)が無い状態で登場し最後までそのまま。つまり本作では強化パーツなしでは空を飛べない。 これは当時リリース中だったOVA『マジンカイザー』を準拠にしたためであり、『α』並びに『α外伝』では普通に飛行ユニットを装備していたため、前作、前々作プレイヤーほど違和感が大きい。 作中設定上は『α外伝』で発覚した弱点をなくすため改造したことになっているが、その弱点の位置が『α外伝』と今回とで異なる。なお、性能そのものは非常に強力。合体攻撃の為に甲児をマジンガーZに乗せ、カイザーは全能力最低レベルであるボスに譲ってもなお一線を張れるほど。 問題点 シナリオ面の問題 クロスボーン・バンガード関連 ザビーネが貴族主義の信奉者である点は変わらないのだが、原作で嫌っていたラフレシアを使ったり(*8)、バグを使った咎として射殺したはずのジレと組むなど、ほかのF91のメンバーと比べると俗物のイメージが強い。また、原作ではギリの拷問によって精神が歪んだという理由づけがなされているが、本作では特にそのようなことはなく、最終決戦で唐突に狂うため、いささか不自然でもある。一方で、『クロスボーン・ガンダム』の原作再現としては秀逸であり、前述したクロスオーバーの起爆剤にもなっているなど、敵としての扱いという意味ではむしろ優遇されている。また、「初代α」に比べてニュータイプのレベルも大幅に上昇しているなど、パイロットとしてもかなり強化されている。 ゲッター、マジンガー関連 前述のように、見せ場が多く、前作とはまた違った活躍、クロスオーバーが見られる点は非常に優れているのだが、いくら未来での出来事とはいえ、一度倒した組織がシリーズ作品として連続で登場したという点に限っては、食傷気味という意見もある。 システム面の問題 小隊システムの煩わしさ 上記のようにメリットもあるが、いちいち小隊を組むのが面倒という点がよく挙げられる。自動編成ができないのも問題。 ダイターン3の様なコスト3の機体はコストダウンをつけなければまともに4機小隊も作れない(1小隊のコスト上限は5)。 冷静に考えれば当たり前だが、飛行可能ユニットと陸上歩行ユニットで小隊を組むと、飛行可能ユニットは陸上歩行しかできなくなるため、常時飛行するにはそのようなユニットのみで編成するか「ミノフスキークラフト」か「ミノフスキードライブ」を着ける必要がある。 ただし、飛行可能なユニットや陸の適応を持つユニットが小隊内にいない場合、荒れ地などの地形で移動力が減少してしまう。このため、ある程度は常時飛行を諦める必要性も出てくる。 次の話でイベント出撃するときは、ユニットは固定の小隊を組まれ、その話が終わると既存の小隊から除隊させられる。これが小隊長だった場合は、小隊長不在になるため、放っておくとその小隊は出撃ができなくなる。次回作と違い、一々解散されるよりはましだが また、小隊長が撃墜されると同じように除隊させられ、再編成するのが面倒。 どんなユニットでも育成は可能だが、小隊用武器がなかったり、あっても使いにくいユニットはいわゆる「いるだけ小隊員」になるため、小隊攻撃に参加できなくなりがちで、新規ユニットが参入した場合はまず武器チェックが必要となった。 上記のように様々な要因を考えるとこの部分だけまるでパズルゲームのようになってしまう。 せっかくの小隊命名機能もこの通り煩雑なので最後には使われなくなる。 敵も小隊を組むため、ALL武器がない小隊長は必然的に敵を撃破するのに時間がかかり、撃墜数も稼ぎにくい。初参戦のクロスボーンガンダムは本作において新型という設定だが、X1及びX3は性能は高いがALL攻撃がないため、旧型のF91の方がALL攻撃を所持しているため使いやすく感じてしまう。 それでも、乗換可能なリアル系パイロットはまだマシ、乗換不可でかつALL武器を持たない機体(ダイゼンガー等)のパイロットはボスキラーには向いているが、他の場面では小隊長としては扱いにくい。 サイズ差補正の弊害 後作のような「サイズ補正無視」スキルはまだなく、小型ユニットは終始火力にマイナス補正を受けてしまう。 このあおりをもっとも受けたのが『鋼鉄ジーグ』のジーグであり、スーパー系回避重視のSサイズの機体なのだが、サイズ差補正のせいでリアルロボット並の装甲、スーパーロボットレベルの射程と回避力と揶揄される非常に中途半端な性能になってしまった。補給装置持ちでパイロットが「期待」を覚えるビッグシューターの方が有用と考えるプレイヤーもいる(*9)。 フル改造ボーナスの消滅 前作『α』『α外伝』ではユニットの能力値を全て改造すると、好きな改造ボーナスを得る事が出来たが、本作では何故か消滅している。そのため、ユニットの総能力値は若干低い(それでも、無双は可能なレベル)。『第3次α』では復活している。 パイロット養成システムの残念な点 デフォルトで習得してる技能を上書きできない為、死に技能を消せない。 特にオリキャラのスレイは、リアル系に乗っているのに「ガード」(気力130以上で受けるダメージを80%に)「気力+ダメージ」(被弾すると大きく気力UP)と、スーパー系おあつらえ向きのちぐはぐな技能を持っていた。技能を上書きできるようになるのは次回作以降である。 PS時代にはあったステレオ/モノラルの切り替えができなくなった。 このためモノラルテレビを使用しているプレイヤーはBGMが残念なことになってしまう。 とは言え、この当時モノラルテレビ自体が既に時代遅れになってしまってはいたのだが…。 演出面の問題 どのユニットも上から押し潰されたような扁平なグラフィックである。 本作を一見してまず気になる点がこれであろう。小隊制であるため同画面内にサイズの異なるユニットが並ぶ機会が多く、サイズ差をわかり易くするためとも考えられるのだが…。 一部戦闘アニメーション中に画面全体のちらつきが目立つ。 これはインターレースの解除処理が間に合っていないため。いわゆる処理落ちである。 バグ・設定ミス PP引き継ぎバグ ボルフォッグをビッグボルフォッグに換装したまま最終話をクリアすると、クリア後の周回プレイでボルフォッグにPPが引き継がれない。これは両者が別パイロット扱いなため。 2周目以降にゼンガー編をプレイした場合、武蔵と弁慶のPPがリセットされてしまう。 フリーズバグ ゼンガー編の機体乗り換えシナリオにおいて、ゼンガーに援護攻撃などを養成しておくとアニメーションが作成されていないダイゼンガー(斬艦刀非装備状態)で援護攻撃ができてしまい、戦闘アニメONの状態で実行するとバグ戦闘デモが再生されるか、フリーズする。 その他細かなバグ 移動モーション中に移動後のコマンドメニューが開かれる前にキャンセルすると移動キャンセルした距離に応じてENが回復する。『第3次α』にも同様のバグが存在する。 48話 「決戦への秒読み」で、剣鉄也をマジンカイザーに搭乗させていると、甲児が「台詞削除イベント削除」という謎の発言を行う。 これは開発段階で何かしらのイベントを用意していたものの没になり、その後当該の台詞を削除するのを忘れたものと思われる。 総評 後のシリーズの基本となるシステムを数多く詰め込んだ、多くの意味で挑戦色の強い作品となった。 小隊システムもその一つで、それ自体は大きな功績であるが不便な点も目立つ。後続作で徐々に改善はされているものの、ファンの大多数が歓迎する状態にはいまだ至っていない。 ただし、主人公の選択やそれによって変わるストーリーやインターミッションの会話、クロスオーバーの豊富さなど、シナリオの面では魅力十分。アニメーションもさらに進化しているなど、αシリーズの面目躍如をあらわす一作となった。 余談 今は亡きゲーム雑誌『ザ・プレイステーション2』のVol.316(2002年12月20日号)において、本作の情報が特報として初めて掲載された際に、欄外にて小さくだが、当時の参戦希望作品の1位~3位は『勇者王ガオガイガー』『機動戦士クロスボーン・ガンダム』『ブレンパワード』だったと記載され「スパロボファンの願いが届いたといえる」とコメントされていた。なお、具体的な票数などは公開されていない。 なお『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ ザ・コンプリートガイド』掲載のインタビューによると、構想では『勇者王ガオガイガー』は1作目『スーパーロボット大戦α』から参戦させる予定だったという。しかし『第2次α』からの参戦となったため、1作目のプロットから日本の防衛組織「GGG(Gutsy Geoid Guard)」が抜け落ちた穴を埋める代替の組織として用意された設定が、DC戦争を起こさなかった「DC(ディバイン・クルセイダーズ)」の日本支部という設定になった。そのためDC日本支部の所在地もGアイランドシティに相当する東京湾海上都市になっていた。 『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ パーフェクトガイド』掲載のインタビューによると、本作の本来の中盤までのプロットを、当初の構想になかった『α外伝』に流用してしまったため、中盤の盛り上げ方に苦労したという。また『第3次α』は銀河に旅立つ話になると決まっていたため、地球の争いは全部済ませておくため本作で詰め込んでおく必要性に迫られた。 「中継ぎの宿命を背負いつつ『第3次α』のネタを振りすぎる訳にも行かず。おそらく、αシリーズを並べられて、一番微妙なのが『第2次α』ではないかと。」という自己評価がなされている。 賛否両論点で述べたお色気要素はシリーズを重ねる毎に強くなっており、完全にそれを自重しなくなった作品に『スパロボ学園』『無限のフロンティアシリーズ』がある。 『学園』はともかく、『無限のフロンティア』が一定のファン層を獲得した点から、お色気ネタを許容できる層は一定程度存在している。 そもそもスパロボに登場する原作ロボットアニメからして作中でお色気要素が出たりするので(『第3次α』の『SEED』、『第2次Z』の『グレンラガン』等)、スパロボの問題というより時代の風潮ともいえる。 2017年の『V』以降はこういったお色気要素が激減している。 隠し機体であるスターガオガイガー・Hi-νガンダムの入手条件がかなり難解で、かつ普通ならまず行わない行動であるため、事前情報なしに偶然条件を達成する事はまず不可能なレベル。どちらも、知ってさえいればそこまで難しくない。 スターガオガイガーは、ただでさえ強力なガオガイガーの強さにさらに磨きがかかる(例:全体攻撃が追加される)が、ヘルアンドヘヴンが封印される、一部地形適応が下がるなど、完全な上位互換ではない。とはいえ換装パーツなので、地形に合わせて戻せば良い。 Hi-νガンダムはνガンダムからの引き継ぎがなく無改造なのが難点だが、改造を施せば超一線級の性能。なお、実は店頭PVの戦闘シーンがヒントになっていたが、原作再現でもあるため、それが条件だと気づけた人はまずいないと思われる。 この手の「事前に知らないと難しい隠し条件」は、その後のスパロボでも登場しており((『J』のグレートゼオライマー、『OG』のヴァイサーガ・アシュセイヴァー等)、手間に見合った強力な機体である場合が多い。 ゲームには関係ないが、本作のサウンドトラックは1ループする前に曲がフェードアウトし、『クロスボーンガンダム』のBGMが収録されていないなど、評価は低い。 『クロスボーン』については、版権元が参戦させる以上のことを許可しなかった為に、サウンドトラックや続編『第3次α』において、『クロスボーン』が未収録・未参戦だったという説がある。 本作のPVで流された鋼鉄ジーグが必殺技「ジーグブリーカー」を使用した際の台詞、「ジーグブリーカー!死ねぇ!」はあまりにも有名(*10)。アムロ・レイ役でお馴染み古谷徹氏が演じていた事もネタ性に拍車をかけたとも見れる。 なお、ジーグの代表的な台詞のように思われがちだが、原作では殆ど言っていない。 『逆襲のシャア』に登場するアストナージ・メドッソは常時味方部隊内にいるにもかかわらず、何故かアイビスルートの分岐シナリオ中のシナリオデモ内でしか登場しない。 そのため、図鑑登録100%にならない原因になりやすい。 解析によって判明したことだが、没データのユニットの一部にはSガンダム、Ex-Sガンダム、Zプラス、FAZZ など、ガンダム・センチネルに登場する機体のグラフィックが数多く存在する。 このことから「第2次αには第4次以降久々にガンダム・センチネルも参戦する予定だったのでは?」という噂も存在する。 本作に登場するバーザムがセンチネル版なことや、センチネルに登場した兵器である衛星ミサイルが登場する点もより疑惑を強くしている。 ちなみに何故か、『第3次スーパーロボット大戦α -終焉の銀河へ-』にも没データが入っている。 スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」において「新規参戦はもう1作あったが途中で急に駄目になった」と語られたこともそれを助長している。 本作のオリジナル敵勢力の設定は『α』に参戦していた「ジャイアントロボ THE ANIMATION」がモチーフとなっていると見られており、プロット段階では同作がシリーズのストーリーに大きく関わっていたと考えられている。 なお構想されていたのは本作開発時ではなく1作目開発時。1作目の真のラスボスとして途中まで作っていたが諸事情で使えなくなり、その幻となったラスボスの設定を再構成したのが本作の最終面であることが寺田氏のTwitterで明かされている。 幻となった設定を反映したのか『α forDC』では、古代人の文明でサイコドライバーを意味した言葉が列挙される中にビッグファイアが含まれている。 『第2次スーパーロボット大戦OG』では本作の騒乱がメインシナリオの1つとなっている。
https://w.atwiki.jp/nanchu/pages/56.html
たしかこんな名前のゲームだったはず。 脇がもっていたゲーム。それなりにおもしろい。 しかし、今だに心残りなのが、「新シャインスパーク」「新ストナーサンシャイン」なる技を使うロボットを出せなかったことである。 え○わは、この伝説のロボットを出すことに成功したらしいが、どうやらメモリーカードをなくしてしまったらしい。 実に残念である。
https://w.atwiki.jp/opfan/pages/1948.html
ロンデ王国の某港湾施設に1機だけ配置されているロボット。 王国と異世界技術の粋を集めた超存在! 鋼鉄とパイプの体を持ち、蒸気と煙を吹き出しながら練り歩く! 愛と勇気と蒸気の力を内に秘め、1万馬力のパワーで不審者や悪漢を成敗だ! + なお、 実際はそれっぽい装飾を付けただけの普通のゴーレムである事は公然の秘密。 関連 ロンデ王国 スチームマトン トレヴァー・カペラ・スタレット 目次に戻る